白内障の原因とは?視力が低下する恐ろしい病気を解説!
視界がぼやけたり霞んで見えるなど様々な視覚の異常を引き起こす白内障。
手術を受けることでしか回復することの出来ない恐ろしい病気の原因とは一体何なのでしょう。
眼の病気の中でも最もポピュラーな白内障はどうして起こるのか、意外と知られていないことが多いです。
今回の記事では、白内障の原因について詳しくご紹介します。
白内障の原因とは?
- 紫外線によるもの
- 加齢
- 病気によるもの
- ステロイド薬によるもの
下記で詳しく解説いたします。
白内障は目の中にある水晶体と呼ばれるレンズの部分が白く濁ってしまう病気です。
白く濁る部分は主にタンパク質と水で出来ていて、一度白く濁ってしまうと濁りを取り除くのは不可能です。
白く濁ることで視覚に異常が起こり、白っぽく見えたり霞んで見えたり、二重・三重に見える、視力が低下するなど通常通りに見えなくなります。
白内障の原因となる水晶体の濁りですが、様々な要因によって引き起こされます。
白内障の原因となるものをいくつか見ていきましょう。
紫外線によるもの
紫外線によるダメージは白内障の原因になります。
長い年月をかけて目にダメージが蓄積し、そのダメージが濁りとなって目に現れるのです。
目に負担をかけないようにサングラスをして紫外線対策をするのが最も効果的です。
紫外線によるダメージは感しにくいですが、外に出る際はサングラスを付けるのを習慣付けることで予防が出来ます。
加齢
一番多いのが加齢によるものです。
白内障は老人に多いというイメージがあるのも加齢による発症が多い為です。
加齢によって発症する白内障は「加齢性白内障」と呼ばれています。
この加齢性白内障は一種の老化現象で、老化が進む程発症率が高くなる傾向にあります。
早い人であれば40代から発症し、緩やかに白内障が進行するケースもあります。
早期発見をしても薬物療法では進行を遅らせることしかできず、生活に支障が出るほど悪化すると手術を受けるしかありません。
老化現象なので食い止めることは難しく、ある程度見づらくなったら人口レンズの手術を行えば見やすくなります。
病気によるもの
白内障を発症する原因は加齢と紫外線だけではありません。
病気によって引き起こされるものもあり、白内障を発症する可能性のある病気をお持ちの方は注意が必要です。
主にアトピーや糖尿病による合併症が多く、年齢は30~40代から発症することが多いです。
糖尿病患者さんは血液中の糖分濃度が高まり、高血糖状態が長く続くため水晶体にも糖分が蓄積するために白く濁ります。
現在白内障を発症していなくても糖尿病を発症すると白内障の発症リスク・進行スピードが高まってしまいます。
アトピー患者さんがなぜ白内障を発症するのか詳しいことは解明されていませんが、アトピー患者さんに白内障を患う方が多いので何らかの関連性があるのではないかと言われています。
一説には水晶体の細胞にアトピーと似た反応が出たり、目の周りを掻いてしまって傷がつくためではないかと言われています。
ステロイド薬によるもの
こちらも詳しい原因は解明されていませんが、ステロイド薬を使用している方は白内障を発症しやすいです。
統計的なものですが、ステロイドが何らかの悪影響を及ぼしていることが考えられています。
現在ではステロイドはあまり使われなくなっていますが、現在使用している方はリスクがあることを覚えておきましょう。
白内障予防方法には
白内障の原因を取り除くことが白内障予防の第一歩です。
加齢による白内障は防ぐことは出来ませんが、紫外線によるものは防ぐことが出来ます。
また、ステロイド薬の使用を控える事で白内障の発症リスクを減らせるのも事実です。
身近に存在する紫外線はどのようにして防げばいいのか詳しく見ていきましょう。
紫外線対策方法
紫外線対策にはサングラスをかけるのが一番ですが、ただサングラスをかけるだけでは不十分です。
サングラスにはUVをカットするために色が付けられていますが、その色選びから重要になります。
普通のサングラスは上や横から紫外線が入りやすく、色が濃い程瞳孔が開いてしまいます。
UVをカットしたいからと暗めの色を選んでかけていると脇から侵入した紫外線が大きく開いた瞳孔へ入ってしまい、大きなダメージを受けてしまいます。
サングラス選びはなるべく顔にしっかりと付いて隙間が少ない物や横までしっかりと覆われているものを選びましょう。
白内障の原因まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、白内障の原因について詳しく紹介してきました。
白内障は老化だけでなく紫外線が原因であったり、アトピーや糖尿病も原因になります。まずは紫外線対策をしっかりと行い将来白内障がおこらないように予防しましょう。また、既にアトピーや糖尿病を患っている方は白内障に注意
し、なるべく早期に発見できるようにすることが大切です。
白内障は加齢だけでおこるものではありませんので、予防と早期発見に心がけましょう。