白内障とは一体どんな病気?意外と知らない症状について解説!

目の病気の中では身近な白内障とはどのような病気なのでしょう。

眼科へ行った時に白内障についてのポスターを目にしたり、小さい頃に祖父母が発症したことがあるという経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。

しかし白内障とはどのような病気なのか良く分からないという人が多いです。

そこで今回の記事では白内障とはどのような病気なのか詳しくご紹介します。

白内障とは物が見えにくくなる病気

白内障とは物が見えにくくなる病気です。

  1. 白内障になると…
  2. 白内障の症状

下記で詳しく解説いたします。

白内障の目

私たちの目は写真を撮るときに必要なカメラのレンズのようなものです。

物を見るために沢山のパーツがそれぞれ様々な役割を持ち、全てが上手く機能することで初めて物をしっかりと見ることが出来るのです。

しかしどこかに異常が発生すると物が霞んだりぼやけたり、物が見えにくくなってしまうのです。

白内障も物が見えにくくなる病気の一つで、目の水晶体と呼ばれる場所に濁りが発生します。

水晶体は角膜から入った光を集めてピントを網膜に合わせる働きを持っています。

写真を撮るときに撮りたい物が上手く見えない状態を「ピントが合わない」といいますが、これは目でも同じことが言えるのです。

白内障になると…

ピントを合わせるのに必要な水晶体は本来、光をしっかりと通せるよう透明なタンパク質(クリスタリン)となっています。

しかし白内障になるとこの水晶体が濁ってしまい、うまく眼底に光が届かなくなって乱反射してしまいます。

カメラのレンズに傷が入るとうまく見えなくなるように、目でも同じことが起こるのです。

そのため白内障になると特有の症状が出てきて、自覚症状がはっきりとしやすいのが特徴です。

自覚症状が出たらMRフタワソニックもお試しください。

白内障の症状

白内障を発症すると視覚に様々な異常が出てきます。

一般的に言われているのが以下の4つの症状です。

  • 全体的に視界が霞んでしまう
  • 光が強く感じられて眩しい
  • 光の加減によって見え方が変わる
  • 視力の低下

これらの症状は目の異常で起こる事が多く、どれか一つでも当てはまるものがあれば白内障だけでなく、ほかの病気になっている可能性が高いです。

視覚に関する異常は治すのが困難な場合が多く、白内障の手術も気軽に行えるものではありません。

もしかして白内障かも?と思ったらすぐに眼科を受診しましょう。

初期段階であれば手術以外の選択肢もあります。

白内障になってしまったら

白内障になってしまったらどうすればよいのでしょうか?

  1. 治療方法
  2. 手術方法

下記で詳しく解説いたします。


白内障は目の水晶体と呼ばれるレンズが濁ってしまう病気です。

この水晶体の中にある物質は一度濁るともう元に戻すことは出来ず、取り除く他ありません。

しかし人工の眼内レンズと交換する手術方法は確立されていて、手術をすれば必ずと言って良い程視覚異常は回復します。

日本国内では年間で約150万件前後も手術が行われていると言われていて、目の病気の中では非常に多い病気なのです。

もし自分が白内障だと診断されて自覚症状がで出したら、手術を受けることをおすすめします。

治療方法

手術以外にも治療方法は存在しますが、進行を抑えることを目的とした治療になります。

主にピレノキシン製剤やグルタチオン製剤による点眼薬を処方しますが、薬を使っても水晶体の濁りが無くなるわけではありません。

さらにこの点眼薬による治療は生活に支障がない初期段階に行われるもので、進行してしまった場合は手術を受けるしかありません。

点眼薬での治療を受けるにしても、いつかは手術を受けなければならないのです。

点眼薬を貰うために通院したり、進行具合を調べるために検査をするなど患者さんに長期的な負担がかかってしまうため薬物治療はあまりおすすめ出来ないのが現実です。

手術以外で白内障を完治させることは現在の医学では不可能なので、手術以外の選択肢をお探しの方は残念ながら諦めて手術を受けるしかないのです。

手術方法

白内障は手術を受けることによって完治します。

手術方法は確立されていて安全性も高いのですが、目にメスや針を刺すので抵抗を感じる人が少なくありません。

まず角膜を切開し、水晶体へアクセスできるようにします。

白内障の原因となっているレンズを超音波によって砕く特殊な針(2mm~3mmの)を差し込み、砕きながら吸引していきます。

そして最終的に眼内レンズを挿入し、手術は完了します。

手術自体は簡単で、患者さんへの負担も少なくなっていて、日帰り手術が可能な場合もありますが感染症などのリスクをともないます。

手術を検討されている方はぜひ担当医に日帰り手術にするのか、入院するのかなど手術後のプランについてもご相談ください。

白内障についてまとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、白内障とはどのような病気なのか紹介してきました。

白内障は誰にでも発症する病気で、完全に治すには手術以外の選択肢はありません。

初期段階であれば進行を遅らせることも可能ですが、点眼薬を差し続けたり通院する必要があるなど患者さんの負担になってしまいます。

もし白内障でお悩みであれば、手術を受けることをおすすめします。

また、白内障かな?と少しでも違和感があるようでしたらすぐに眼科を受診するようにしましょう。