白内障の治療方法とは?見やすくするために必要なことを解説!

働き盛りの40代から発症する人が増え始め、80代になるとほぼ100%の人が発症すると言われている白内障はどのように治療をするのでしょう。

白内障は視覚に異常が起こる病気なので、すぐにでも見やすくしたいものですが、どうやって治療をするのか分からないことが多いですよね。

誰にでも起こり得る病気だからこそ、白内障の治療方法について詳しく知っておきましょう。

今回の記事では、白内障の治療方法についてご紹介します。

こちらでご紹介する治療法と併せてMRフタワソニックも是非お試しください。

白内障の治療について

白内障の治療の方法とは。

  1. 薬物治療
  2. 手術

下記で詳しく解説いたします。

白内障は治療をすれば見やすくできます。

進行具合によって治療が行えない、治療出来ない種類の白内障というのは基本的になく、一般的なレンズのにごりであれば見やすくできます。

しかし白内障を見やすくするには手術を受けるしかなく、中には手術を拒否される方もいらっしゃいます。

手術以外にも薬物治療がありますが、これは進行を遅らせるだけの処置です。

そのためジワジワと症状が進行し、いつかは生活に支障が出るまでになってしまうのです。

まずは薬物治療と手術の方法について見ていきましょう。

薬物治療

薬物治療は先ほどもご紹介したように症状の進行を遅らせるために行われます。

主に生活に支障が出ないレベルの初期段階に行われているもので、個人差はありますが進行を遅らせて視覚異常が出ないようにします。

白内障は眼の中にある水晶体が濁ってしまう病気ですが、薬物治療によってこの濁りを取り除くことはできません。

薬物治療は患者さんには毎日点眼薬を差してもらう必要があり、患者さんの負担になってしまうのが現実です。

あくまでも進行を遅らせるだけなので、いつかは症状が進んでしまい人口レンズに交換しなければならない状況になってしまいます。

手術

白内障治療で一般的となっているのが手術です。

局所麻酔と点眼麻酔を使って麻酔をかけて、眼球内に特殊な針を入れます。

開針を挿入する際に3mm程度開き、眼球を切開します。

そして針から出される特殊な超音波によって水晶体を砕き、濁った水晶体を全て吸い取ります。

全ての水晶体の濁りを抽出した後は眼内レンズと呼ばれる水晶体の代わりの働きをしてくれる人工レンズを挿入します。

取れる心配もなく個人差はありますが、異物感も全く無い為ストレスなく生活を送ることが出来るそうです。

白内障の手術について年々医療のレベルはあがってきていますが、大学病院であれば駆け出しの医大生のインターンが担当する場合など医師が選べない事も多く、手術を受ける前に一度しっかりと手術を本当に受けるのかを考えるのも必要でしょう。

白内障手術の後

白内障の手術の方法やレンズは年々医療機器や技術が進化し、精密な手術が行えるようになり、入院の必要もなく日帰り手術が可能となっています。

今までは入院が必要で手術を受けるのに抵抗があった人でも受けやすくなっています。

しかし目を保護できない何らかの理由がある方には入院が推奨されていますので、医師と相談するようにしましょう。

術後は点眼薬を差し、経過観察を行う事が必要になります。。

白内障手術後の合併症


白内障手術を行った後は合併症に注意しなければいけません。

合併症が起こる可能性はとても低いのですが、必ずあるリスクのうちの一つです。

手術後に角膜が角膜が浮腫んだり眼圧が上がることで起こる「術後炎症」が多いです。

点眼や飲み薬を使用すれば1週間程で回復しますが、担当医の指示に従って治療を進めるようにしてください。

また、挿入した眼内レンズが想定よりも度数があっていないこともありますがその場合はもう一度、度数を変えたレンズを入れなおします。

度数に多少のずれがあっても日常生活に支障がない範囲であれば再手術は行いません。

合併症としては他にも、水晶体嚢がやぶれてしまう「破嚢」水晶体嚢を支えている所がきれる「チン小帯断裂」や角膜混濁、また網膜が剥離してしまう網膜剥離にかかってしまうケースもあります。

そのほかにも術後に再度白内障のような症状が出てくる後発白内障や傷口から細菌が入る術後感染などのリスクがあります。

しかしどれも早期に発見すれば簡単に治療ができるものなのであまり心配はいりません。

白内障の手術にかかる費用


白内障の手術を受ける際に気になるのは費用面ですよね。

手術後の入院が必要ないことが多いとはいえ、手術をするのですからそれなりに費用は掛かります。

保険適用の手術であれば8万円前後ですが、手術の際に使用する薬剤などによって多少値段が前後します。

また、眼内に入れるレンズによっても値段は変動します。

保険適用となるのは単焦点レンズと呼ばれるものですが、多焦点眼内レンズは保険適用外となり片眼で50万~60万円はかかります。

焦点を合わせやすいなどのメリットがありますが、お値段が相当しますので手術を受ける病院にご相談ください。

白内障の治療方法まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、白内障の治療方法について紹介してきました。

白内障は誰にでも起こり得る病気ですが、しっかりと治療方法が確立されています。

点眼薬は進行を遅らせるだけで、完全に治す場合は手術を受けましょう。

入院が必要かどうか、費用面、手術時間などはその病院によって違いますので、詳しいことは担当医とご相談ください。