「目が白いかも?」犬の白内障チェックリストと治療の選び方

2025.06.27

犬 白内障の症状や治療法について、やさしく解説します。

最近、うちの子の目が白っぽく見える…もしかして白内障かも?

犬の白内障ってどんな症状が出るの?治療費はいくらかかる?手術って本当に必要?

こういった疑問や悩みに答えます。

この記事では、犬の白内障の見分け方から原因、治療法、そして飼い主ができるケアまで、分かりやすくまとめています。

大切なわんちゃんの視力を守るために、今できることを一緒に考えてみませんか?

初めての方でも安心して読める内容になっていますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

犬 白内障の症状と見分け方のポイント

犬 白内障の症状と見分け方のポイントについてお話ししていきます。

①目が白く濁って見える

犬の白内障の最も分かりやすいサインは、目が白っぽく濁って見えることです。

まるでレンズが曇ったように、黒目が灰色や乳白色に変化してしまいます。

これは水晶体が白く濁ってしまっている状態で、視界がぼやけて見えている可能性があります。

普段の写真と見比べて、目の輝きが違うと感じたら、白内障の疑いがあるかもしれませんね。

早めに気づくことで、治療もしやすくなりますよ!

②歩き方がおかしくなる

視界がぼやけると、犬はよくぶつかったり、物によけずに進んだりします。

これまでスイスイ歩いていたのに、急に躊躇したり、段差でつまずいたりするようなら注意です。

特に家具の角や玄関の段差などにぶつかることが増えたら、視力の低下が疑われます。

知らない場所では立ち止まったまま動かないことも増えてきます。

こうした変化も、白内障の症状のひとつなんです。

③暗い場所で見えづらそうにする

犬はもともと暗い場所でも人間より見える動物ですが、白内障が進むと違ってきます。

夜の散歩中に不安そうに立ち止まったり、歩かなくなったりすることが増えたら要注意です。

暗闇での動き方に変化が出たら、それは視界の異常かもしれません。

明るい部屋では普通にしていても、夜になると戸惑う様子が見られます。

昼と夜で行動が変わるかをよく観察してあげましょう!

④瞳の色が変化している

黒目の部分が灰色っぽくなる、または白く濁ったように見えるときは要注意です。

これは進行中の白内障のサインかもしれません。

老犬に多く見られる変化ですが、若い犬にも起こることがあります。

とくに光が当たったときに違和感を感じたら、獣医さんに相談するタイミングかも。

写真を撮っておくと、変化に気づきやすくなりますよ!

犬 白内障の原因と進行段階をやさしく解説

犬 白内障の原因と進行段階について、やさしく解説していきますね。

①老化による自然な変化

犬の白内障で一番多いのが、加齢によるものです。

人間と同じように、年齢を重ねることで目の水晶体が白く濁ってしまいます。

特に7歳を過ぎた頃から症状が出やすく、老犬ではよく見られます。

急激に進行することは少ないですが、視力がじわじわと落ちていくのが特徴です。

歳を取ることは避けられないですが、早めに気づけばケアはできますよ。

②糖尿病などの病気

糖尿病になると、血液中の糖分が目に悪影響を与え、水晶体が濁りやすくなります。

これは「糖尿病性白内障」と呼ばれていて、若い犬でも発症する可能性があります。

特にミニチュアシュナウザーやトイプードルなどは糖尿病のリスクが高い犬種です。

突然視力が低下したように見える場合は、糖尿病が隠れていることもあります。

定期的な健康診断で、目だけでなく体のチェックも忘れずにしたいですね。

③遺伝的な要因

特定の犬種は、白内障になりやすい遺伝的傾向があります。

例えば、ゴールデンレトリバー、コッカースパニエル、プードルなどが代表的です。

若いうちから目の濁りが出る「若年性白内障」も、遺伝性の可能性が高いです。

両親のどちらかに白内障の症状があった場合は、注意深く様子を見ておくとよいでしょう。

ブリーダーから迎えるときに、家系の病歴を聞いておくのもおすすめです!

④進行度による症状の違い

白内障は一気に悪化するわけではなく、いくつかのステージを経て進んでいきます。

軽度では少し白くなる程度で、視力もまだ保たれていることが多いです。

中程度になると、目が白くはっきり濁り、物によくぶつかるようになります。

重度になると、ほとんど視力がなくなってしまい、歩くのも困難になることがあります。

以下のように、ステージを把握することで今後の対処法が考えやすくなります。

ステージ 症状 視力の程度
軽度 目が少し白く見える ほぼ正常
中度 目立つ白濁、ぶつかることが増える ぼんやり見える
重度 真っ白、物に反応しない ほぼ見えていない

犬 白内障の治療方法と選び方ガイド

犬 白内障の治療方法と、その選び方についてくわしく紹介していきます!

①点眼薬のメリット・デメリット

まずは点眼薬。白内障を「治す」薬ではありませんが、進行を遅らせることができます。

手術に比べると体への負担が少なく、費用も比較的お手頃。

ただし、毎日こまめに差す必要があり、飼い主の協力が不可欠です。

犬によっては目薬を嫌がることもあるので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんね。

軽度〜中度の白内障には選択肢として有力ですよ。

②白内障手術の効果と注意点

白内障手術は、水晶体を取り除き、人工レンズを入れる方法が主流です。

これにより視力が大きく回復することが期待できます!

ただし、全身麻酔が必要なため、特に老犬ではリスクが伴います。

術後のケアや定期的な検診も大切で、決して一度で終わりというわけではありません。

とはいえ、愛犬のQOL(生活の質)を劇的に改善できるケースもあります。

③サプリメントの活用方法

最近では目に良いとされるサプリメントも人気です。

ルテインやアントシアニンなどの成分が、白内障の進行予防に期待されています。

食事に混ぜるだけなので、手軽に取り入れられるのが魅力ですね。

あくまで補助的な役割ではありますが、点眼薬や生活ケアと組み合わせると効果的です。

動物病院で取り扱っていることもあるので、相談してみると良いでしょう。

④治療を始めるベストなタイミング

白内障の治療は、「少しおかしいな」と思った段階から始めるのが理想です。

進行してしまってからでは、治療方法も限られてきてしまいます。

軽度の段階で点眼薬を開始すれば、進行を遅らせる可能性も上がりますよ。

何より大事なのは「早期発見・早期対応」です!

違和感を感じたら、すぐに獣医師に相談してみましょう。

犬 白内障手術の費用と保険のリアル

犬の白内障手術にかかる費用と、ペット保険との関係についてリアルにお伝えします。

①手術費用の相場と内訳

白内障手術の費用は、おおよそ15万円〜40万円ほどと言われています。

これは「手術そのもの」に加えて、検査・麻酔・術後の通院なども含まれた金額です。

実際には以下のような内訳になっていることが多いです。

項目 費用の目安
術前検査 1万円~2万円
手術本体 15万円~30万円
入院・通院 2万円~5万円

高額にはなりますが、愛犬の視力回復につながる大事な治療ですね。

②ペット保険でカバーできる内容

ペット保険の中には、白内障手術が補償対象になるプランもあります。

ただし、「先天性白内障」や「持病扱い」とされるケースでは、対象外になることもあります。

加入時期や契約内容によって補償範囲が変わるため、事前の確認が超重要です!

最近では「通院+手術」に対応した総合プランも増えてきていますよ。

手術の可能性があるなら、保険内容の見直しもおすすめです。

③病院ごとの費用比較

手術費用は、病院によって大きく違いがあります。

動物眼科専門医がいる病院はやや高額な傾向にありますが、そのぶん手術の成功率も高いです。

地域差もあり、都市部の方が費用が高めというケースも見られます。

実際に受けた飼い主さんの口コミをチェックするのも良い方法ですよ。

2~3件の病院で見積もりを取って比較するのもおすすめです。

④安くするための工夫

手術費用を少しでも抑えたい場合、以下のような工夫があります。

  • 地元の動物病院で相談してみる
  • 保険適用されるタイミングを見極める
  • 複数の病院で事前見積もりをとる
  • 術前検査を分けて行い、コストを調整する

急いで決めるよりも、落ち着いて情報を集めることが大切ですね!

白内障の犬にできるケアと予防方法

愛犬の目を守るために、飼い主ができるケアと予防方法についてご紹介します!

①早期発見と定期チェック

何よりも大切なのが「早期発見」です!

白内障はゆっくり進行するので、ちょっとした目の濁りにも気づくことがポイント。

月に1回は愛犬の目をしっかり見て、写真を撮って比べてみるのもおすすめです。

さらに、動物病院での定期健診を受けることで、専門的にチェックできます。

「あれ?」と思ったときが、ケアを始めるタイミングですよ!

②目に優しい生活環境づくり

家の中の生活環境も、実は大切なポイントなんです。

段差や家具の角など、ぶつかりやすい場所をカバーしてあげましょう。

目が見えにくい犬でも安心して動けるように、いつもの動線を変えないことも大切。

暗すぎる場所は避けて、照明を工夫してあげると動きやすくなります。

目の負担を減らすために、直射日光にも少し注意してあげてくださいね!

③食事と栄養で内側からケア

目の健康は、体の内側からも守ることができます。

ルテイン、アントシアニン、ビタミンA・C・Eなどが含まれる栄養を意識したごはんがおすすめ!

市販のドッグフードでも、目の健康に特化したタイプが販売されています。

サプリメントとあわせて使うことで、より効果的にケアできますね。

食事の見直しは、白内障だけでなく全身の健康にもつながりますよ!

④白内障を防ぐ日常の習慣

日常生活の中でも、白内障のリスクを減らせる習慣があります。

  • 外出後は目のまわりをやさしく拭く
  • 強い紫外線を避ける(帽子や日よけなど)
  • 過剰なストレスを与えないようにする
  • 1日10分のアイコンタクトで異変に気づく

こうした小さな工夫の積み重ねが、目の健康を守ることにつながるんです。

大切なわんちゃんと、いつまでも明るい視界を保って過ごしたいですね♪

今回は、犬 白内障の症状・原因・治療法・手術費用・予防法についてご紹介しました。

目の変化にいち早く気づくことで、愛犬の視力を守ることができます。

治療には点眼薬や手術などいくつかの方法があり、早期対応が大切なんですね。

また、食事や生活環境の見直しによって、予防や進行の抑制も期待できます。

費用面や保険の活用なども含めて、しっかりと情報を集めて備えておくと安心です。

大切な家族であるわんちゃんと、ずっと健やかに暮らすために。

今日からできる小さなケアから、はじめてみませんか?