白内障と目のかすみの関係について解説
2020.11.24
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日本でも難病として知られる眼病の1つである白内障。
実は白内障は目のかすみと関係している場合があるのをご存知ですか?
日頃の目のかすみはひょっとすると白内障によるものかもしれません。
ここではそんな白内障と目のかすみの関係性について紹介しています。
白内障と目のかすみの関係
目のかすみと言っても単純な目の疲れ・コンタクトレンズが原因と考えがちです。
一方で、加齢とともに水晶体が濁って目がかすむ場合は白内障の疑いが持たれます。
白内障や緑内障のような眼病は若年層には無縁に感じるかもしれませんがそんなことは一切ありません。
もし全体的に視界不良やまぶしさ・ゆがみを感じるようであれば白内障の是非を診断した方がいいでしょう。
目のかすみの原因
目のかすみが白内障に関係している可能性があると説明したようにかすみ目はさまざまな要因から来ます。
それこそ白内障なら症状の進行によってかすみ目・まぶしさ・ゆがみ・モヤがかかったような状態などです。
徐々に視界が狭くなっていくなら緑内障賞の可能性だってあるでしょう。
視力低下を伴っている場合には慢性緑内障、急激な頭痛・吐き気・眼痛・充血なら急性緑内障かもしれません。
それ以外にもぶどう膜炎や黄斑変性から来る目のかすみもあります。
眼病・症状によっては失明リスクすら伴うので単にかすみ目だと断定せず、断続的なかすみ目を覚えるなどあれば専門医の受診を検討しましょう。
白内障の種類
白内障と一口に言っても老人性白内障・糖尿病性白内障・アトピー性白内障・先天性白内障・外傷性白内障・併発性白内障など組み合わさる要因によりさまざま。
老人性白内障は加齢とともに目の老化現象として起こり得る白内障、糖尿病性白内障は糖尿病で高血糖な状態が慢性化した延長線上による白内障。
アトピー性皮膚炎を発症している約30%の人が白内障を併発したり、スポーツで外傷を負ったことが原因で白内障を発症したりなど本当に人ぞれぞれです。
なかには放射線やステロイド剤の副作用によって白内障を発症させることもあるのでどこに白内障リスクが潜んでいるかは明確には分かりません。
白内障が疑われる自覚症状
白内障は初期段階で症状が自覚しにくいことから、白内障だと診断される前段階では自覚症状を得るのは難しいでしょう。
また白内障だと診断された場合でも時間が進行するにつれて、目のかすみ・まぶしさ・ゆがみを覚えます。
ただ自覚症状を覚えた頃には既に白内障だったというパターンも少なくないでしょう。
なので元々目に何らかの症状がある方は定期的な診断、そうでない場合にはなにか1つでも目に異変を感じた時点で診断を希望してみてください。
白内障の検査を受けたほうが良い症状
もし目の症状が私生活にも影響を及ぼす段階まで来ているなら、それが眼科クリニックで検査を受けるべきサインと考えましょう。
検査を受けるべき症状の例としては、視力の低下・視界が暗い・モノがぼんやり見えるなどから、断続的な目のかすみ・まぶしさ・ゆがみなどです。
特に視力の低下・視界が暗い・モノがぼんやり見えると感じた場合には早急に検査を受けることをおすすめします。
まとめ
■目のかすみを感じたらそれは白内障のサインかもしれない
■目のかすみは白内障以外にもさまざまな要因から来ている
■白内障はさまざまな要因と組み合わさって起こる可能性がある
■白内障は自覚症状が得にくい眼病
■私生活に影響を及ぼす状態になったら速やかに検査を受けよう
いかがでしたか? 今回は、白内障と目のかすみについて紹介してきました。
日常生活で何気ない目の悩みでもあるかすみ目ですが放っておくと危険な場合もあるということですね。
目のかすみを覚えるほど目に負担をかけないことも大切なので適度な休息を与えてあげることも重要です。