ブルーライトで白内障になる可能性や影響を解説
2021.03.30
閲覧数ランキング
私たちの生活において欠かせない存在であるブルーライト。
パソコンやスマホ、テレビなどさまざまな機器にその光が使用されていますね。
今回は、ブルーライトだけでなく白内障も掛け合わせた上で、その関係性について紹介していきます。
ブルーライトで白内障になる可能性や影響
インターネットで検索してみると「ブルーライト 白内障」というサジェストが表示されます。
ここだけ見るとブルーライトと白内障は関係性があるように捉えられます。
しかし、実際はブルーライトと白内障にそこまでの関係性はなく、ブルーライトを浴びたから白内障になりやすいといった因果関係はありません。
一方で、ブルーライトを浴び続けることによって睡眠障害や眼精疲労、紫外線に最も近いエネルギーを有する点から長期的な曝露で加齢黄斑変性や網膜色素変性症など重病へのリスクを伴う危険性はあります。
ブルーライトとは
パソコンやテレビ、スマホなどの液晶画面に内蔵されたLEDライトがブルーライトです。
可視光線と呼ばれる人の目に見える光の中に含まれた青色光のことであり、紫外線に最も近いほどの強力なエネルギーと波長の短い光が特徴。
ブルーライトを長時間見続けることによって、眼精疲労・まぶしさ・チラつきといった目の疲れを自覚することがあります。
稀ではありますが網膜の中心部にある黄斑にダメージが及んだ場合には、加齢黄斑変性症を発症する要因としても考えられます。
ブルーライトでの失明のリスク
ブルーライトを長時間見続けることで眼精疲労・まぶしさ・チラつきといった目の疲れ、さいあくの場合は加齢黄斑変性へと繋がる可能性があります。
それだけでなく睡眠の質を低下させたり、ドライアイになったりと、目を酷使しがち。
目に負担を与え続ければ失明へのリスクもあるのではと考えることもあるでしょう。
実際、ネットで「ブルーライト 失明」と検索すると賛否両論に失明しない意見と失明する意見で別れているのですが、これに米国眼科学会(AAO)はある表明を発表しています。
その内容によれば「ブルーライトでは失明を引き起こさない」というもの。
それでもブルーライトと失明の因果関係をハッキリと説明する裏付けはないだけに意見が二極化していますが、少なくともブルーライトで失明した症例者は未だいません。
ブルーライトの予防法
ブルーライトと失明の関係性は不明瞭ですがいずれにしてもブルーライトを浴び続けることで目に負担がかかることは間違いありません。
少しでも目の負担を軽減するべく予防方法や対策方法を講じておきたいですね。
王道であれば、ブルーライト対策グッズを購入する案が浮かばれますが、医療目的ではない非医療用のグッズではあまり効果は見込めません。
それこそブルーライトカットメガネは悪いわけではありませんが、その効果のほどが不透明で、人によって着用時の不快感だったり副作用があります。
なので最も効果的で自然体な予防方法は「ブルーライトを見ないようにする」です。
当然、日常生活でブルーライトが一切ない暮らしというのは難しいですから極端にブルーライトをカットしろということではありません。
寝室の照明にLEDを使用しない、パソコンやスマホの光量を下げるなど、目に与える光の刺激を低減するだけでも効果的ですので実践してみてください。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、ブルーライトと白内障の関係性について紹介してきました。
いまでは誰もが当たり前にブルーライトを浴びる時代です。
なので、最低限は目に負担のかからないようにケアしてあげるのが大切です。
この機会に、日常生活の光量使いを改善してみてあげてください。