白内障の手術は日帰りできる?入院をする?どちらになるか解説
2021.03.28
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白内障の手術って入院するイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
実際、白内障って日帰りによるラフな手術って可能なのでしょうか?
今回は、そんな白内障手術の特徴と概要を解説していきます。
白内障の手術の特徴
白内障の手術では、濁った水晶体を取り除いて、代わりに眼内レンズを挿入します。
挿入する眼内レンズは近くに焦点を合わせることが多い方向けの「単焦点眼内レンズ」と、複数の距離に焦点が合う「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。
一度、挿入した眼内レンズはメンテナンス不要で生涯使用できますが、レンズによって手術費用や適用される保険が異なるのがネックです。
これは、自身のライフスタイルに適したモノを選択するのがいいでしょう。
また、手術方法には「超音波乳化吸引術」と「水晶体嚢外摘出術」の2種類がありますが、一般的に用いられるのは「超音波乳化吸引術」です。
日帰りできる白内障手術と、入院を伴う白内障手術から選択できるのも特徴で、いずれも手術自体は約20~30分程度で終わらせることができます。
白内障の手術が日帰りで受けられる方
日帰りで手術できると言っても誰でも受けられる訳ではありません。
基本的には、比較的年齢が若くて、体力も一定量あり、併発している病気もない方であれば、日帰りの手術を受けることができます。
白内障の手術を日帰りで行うメリット
日帰り手術を受けるメリットはなんと言っても手術が終わり次第帰宅できることですね。
もちろん術後は3~5時間程度の安静にする休息が必要です。
外出の予定が入っている方や仕事が忙しい方などにうってつけの手術で、手術自体は早くて約10分、術後は約30分で帰宅することができます。
慣れない入院環境で心身ともに体調を崩してしまう方もいらっしゃいますから、誰に気を遣うでもなく自宅で安静にしたい方におすすめです。
白内障の手術で入院が必要な方
日帰り手術後の帰宅が困難な方や、手術翌日の通院が困難な方、白内障以外の眼病が併発している方には、入院を伴う手術がいいでしょう。
術後に異常がなければ入院期間は2~3日程度で終わります。
白内障の手術で入院を行うメリット
入院を伴う手術のメリットは何らかのトラブルが発生しても安心できる点です。
日帰り手術でも入院を伴う手術でも術後の翌日には検査を受ける必要がありますが、その検査を受けるまでにトラブルがあった場合にはすぐに対応できませんよね。
そんなアクシデントがあった場合でも順応できるのは入院による手術の強みでしょう。
術後1人だと精神的に負担を覚える方もいらっしゃいますから、医師が付き添ってくれることで安心できる方にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、白内障の日帰り手術と入院手術について紹介してきました。
白内障は入院だけでなく日帰りで数十分で終わらせることができます。
どちらも選択できるなら好みで選んでいただければいいでしょう。
入院を伴う手術にネガティブイメージがある方は、日帰りでの手術も検討してみてはいかがでしょう。