白内障の手術後にアルコールはいつから飲める?
2021.01.30
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白内障の発症には少なからずアルコールが関係しています。
ダメと分かっていても衝動的にアルコールを摂取したいですよね。
それでも飲んでいい時期と飲んではいけない時期があります。
ここではそんな白内障とアルコールの関係性を手術後に絡めて紹介。
白内障の手術後にアルコールはいつから飲める?
アルコールの摂取量が高いと白内障を発症するリスクが高まる観点からも術後の飲酒は控えましょう。
それこそ炎症を悪化させる原因になりえるので、手術後から約1週間は飲酒を控えるのが目安です。
飲酒さえ気を付けていれば術後の食事制限はないので好きな物を食べることはできます。
白内障の手術後の生活の注意点
手術後翌日
・頭は濡らさないよう首から下なら入浴は可能
・レンズのズレがないよう顔はゴシゴシ洗わず、濡れタオルでソッと吹くようにする
・テレビ・読書・パソコンなど目に負担がかからない程度なら使用してもOK
手術後2日目
・術後2日目からは洗顔・洗髪をしても大丈夫
・絶対に洗髪時は目に水が入らないようにする
・目を強く押したり掻いたりするような刺激は与えない
手術後1週間
・手術前と同等にお風呂やお化粧をおこなっても大丈夫
・日常生活への制限は一切なし
・アルコール類を満足に飲んでもよし
手術後1ヵ月
・日常生活への制限はないが目薬など予防対策は医師の指示のもとしっかりおこなう
・術中の傷もほとんど治っている状態なので激しいスポーツや運動も可能
手術後3ヶ月
・医師の指示のもと目薬を継続するかどうかを決定する
・後発白内障など合併症のリスクが顕現する場合があるので定期的な検診が必要
アルコールは白内障の原因になる?
先にも説明したようにアルコールは白内障の引き金となる可能性があるので注意が必要です。
摂取量が適量であれば問題ありませんし、むしろ心身の疲労を和らげてもくれるでしょう。
ただ摂取量が過剰である場合には白内障へのリスク率がグッと高まります。
高齢者を中心に加齢を伴って発症する病気と思われがちな白内障ですが、20~30代のような若年層でもアルコールの過剰摂取を続ければ、
白内障を発症する可能性がゼロという訳ではないので無理ないお酒の付き合いが大切です。
白内障の原因になる他のもの
アルコールが白内障と関係していることを説明してきました。
ここではアルコール以外に白内障と関係する身近な要因を紹介。
タバコ
タバコといえばニコチンやタールなど多くの種類の有害成分が含有されているので、肺ガンや心筋梗塞などの危険性を高めるという印象があります。
あまり目に対して悪影響を及ぼすとは聞いたことはないかもしれませんが、実際は非喫煙者より喫煙者の方が加齢黄斑変性や白内障への危険度は約3倍と報告されています。
また、喫煙量によってその危険度は高まるとされているので、吸えば吸うほど目への悪影響を及ぼす可能性があるということです。
糖尿病
糖尿病で血糖値が上がることによって、水晶体に糖の老廃物が蓄積されて、糖尿病性白内障を発症します。
白内障は高齢者が発症する印象ですが、糖尿病を伴う白内障だと年齢関係なく発症するため20~30代でも起こりうる可能性があります。
また、一度発症してしまうと症状の進行スピードが早く、白内障だけでなく糖尿病への対策も必要です。
スマホ・PC
インターネット社会が当たり前の現代においてはスマートフォンやパソコンによる疲労やストレスも白内障への原因にもなりえます。
「スマホ老眼」なんて言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、実は「スマホ白内障」なんてケースがあるかもしれません。
そうならないためにもスマホやパソコンはじめ目に著しく負担を与えるモノや環境との付き合い方を考える必要があります。
まとめ
■手術後から1週間経過すればアルコールを摂取できる
■過剰なアルコール摂取は白内障へのリスクを高めることに繋がる
■アルコール以外にもタバコや糖尿病、スマホ・PCなどさまざまな要因で白内障を発症する
いかがでしたか? 今回は、白内障とアルコールの関係性について紹介してきました。
繰り返しになりますが過剰摂取せずに適切な分量でアルコールと付き合っていくことが大切です。
度を越していなければアルコールは自分の心身をクリーンにしてくれる強い味方になります。
手術後も一定期間後に満足に飲酒できますからアルコール類との真剣な向き合いが問われます。