ドルーゼンの種類、特徴を解説

2020.10.04

眼球

みなさんは、ドルーゼンというキーワードを聞いたことがあるでしょうか。

眼病に関する言葉ではありますが知らない人からすれば全く検討がつかないかもしれませんが、ドルーゼンにも種類がいくつかあって今後のためにも知っておくといいでしょう。

今回は、そんなドルーゼンの種類を中心に予防方法やドルーゼンから派生する眼病などを掲載しているので良かったら参考にしてみてください。

ドルーゼンとは?

赤い眼
ドルーゼンとは、網膜ドルーゼンという病名でも呼ばれていますが、網膜細胞から出る老廃物が加齢により上手に処理されない状態を指しています。

加齢黄斑変性の前駆病変なので、ドルーゼンが増えたり、大きくなったりと変化を及ぼすと加齢黄斑変性になるリスクが高まります。

ドルーゼンの種類

ドルーゼンには、小さくて辺縁な明瞭なものを硬性ドルーゼン、それよりも大きく辺縁が不明瞭なものを軟性ドルーゼンの2種類が存在します。

眼底のもっとも太い血管の直径約125μmを基軸にした際に、約63μm未満のものを硬性ドルーゼン、63μm以上のものを軟性ドルーゼンと位置付けています。

どのドルーゼンの種類が要注意?

眼の中
一般的には、血管サイズが小さい硬性ドルーゼンは眼底に少数散見されても深い心配はないとされていますが、一方で軟性ドルーゼンが多く見られると加齢黄斑変性の病気への危険性が高まるので注意が必要です。

軟性ドルーゼンの中でも、比較的血管のサイズが大きいものが多数散見していたり、もっとも太い直径125μm以上の大型ドルーゼンが出現すると加齢黄斑変性のリスクは高確率で危惧されるので大小関係なくドルーゼンの存在が確認されたら定期的な眼科の受診が重要です。

そのほかにも網状偽ドルーゼンという種類も存在します。

ドルーゼンの予防方法

予防する場合には、真っ先に喫煙を中止するというのが大切な対策となりえます。

危険因子扱いになるほど喫煙は加齢黄斑変性やドルーゼンに対して害を及ぼすので健康を第一に禁煙をすることが次なるステップアップのために必要な課題です。

加えて抗酸化作用のある緑黄色野菜を積極的に摂取することも大事です。

ドルーゼンが見つかったらなりうる眼病

AMD
先にも説明しているようにドルーゼンが検出された場合には加齢黄斑変性という眼病になりうる可能性が高いので注意が必要です。

加齢黄斑変性は、進行すると視界の中心が見えなくなったり、色の識別すら難しくなることもあり、光は感じられても視界の中心に視力障害をきたす社会的失明を引き起こす可能性もあるのでドルーゼンを発見した時点で早期的な対応を心がけましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、ドルーゼンについて紹介してきました。

ドルーゼンは加齢黄斑変性に関係したキーワードでした。

種類によって加齢黄斑変性へのリスクが異なるということで、もし現状ドルーゼンと診断されている場合は自分がどの種類に該当するのかをしっかり理解しておくことが必要です。