白内障の手術ができない人とは?
2022.12.10
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目の検査を受け白内障と診断されてしまった場合は、白内障の手術が必要となります。
しかし、手術で対応できない白内障の場合は、白内障と診断されたのにも関わらず、手術を断られてしまうケースがあります。
この記事では、白内障の手術ができない人について詳しく解説します。
白内障の手術ができない人
白内障と診断されてしまっても、手術を断られ、他の眼科を紹介されてしまうケースも少なくありません。
その理由は、白内障以外の病気を併発しているからです。
加齢黄斑変性や、黄斑前膜、黄斑円孔といった黄斑疾患、それに緑内障などは、白内障と同じように加齢によって発症しやすい病気です。そのため、比較的併発しているケースが多いのです。
こうした病気を併発されている方だと、眼科によっては手術ができずないため、断られてしまうことがあるのです。
とはいえ、全ての眼科で手術ができないわけではないので、ご安心下さい。
それぞれの目の病気に対応できる眼科であれば、白内障と同時に他の病気についても治療ができます。
白内障の手術のリスク
白内障の手術は、目薬の麻酔をします。注射などはしませんが、手術に対する不安感や緊張などで、気分が悪くなったり、血圧が急に高くなったり、低くなったりする方がいます。
また、白内障手術はとても安全な手術ですが、手術である以上ごくわずかではありますが、予期せぬこと、合併症が起こるケースもあります。
あらゆる目の手術で起こりうることですが、目を切った瞬間に、目の中で大出血をして失明する危険性、手術中に袋が破れたり、固定している糸がはずれたりしてしまう危険性、一過性ではありますが術後眼圧が上がってしまうケース、手術後に傷口からばい菌が入ってしまうケース、手術後しばらく経ってから、網膜の中心部分(黄斑部)が腫れてだんだん視力が落ちてしまうケースなどがあります。
また、術後数ヶ月から数年経つと、レンズを入れている袋(水晶体嚢)が濁ってくる場合があります。
これを後発白内障と呼び、2割くらいの方に起こりますが、視力が低下した場合は、レーザーで袋の真ん中の部分に窓を開け治療を行います。
1分ほどで終わり、痛みもなく簡単に終わり、その後再び濁ることはありません。
白内障の手術をしないために
白内障の手術をしないためには、日頃から目のケアをしてあげることが大切です。
白内障の原因には、ケガ・遺伝・病気・加齢などがありますが、すべて気をつけていても自分では防ぎようがないので、いったん白内障を発症したら、少しでも進行が遅くなるように日常生活に注意するようにしましょう。
自分でできる注意事項は二つあり、ひとつは、糖尿病などの生活習慣病にならないようにすること、もうひとつの予防法は、強い赤外線や紫外線を避けることです。
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まとめ
今回は、白内障の手術ができない人について詳しく解説しました。
この記事をまとめると、
- 白内障と診断されてしまっても手術を断られケースがある
- その理由は、白内障以外の病気を併発している場合
- 他の病気が併発していても、眼科によってはしっかりと治療ができる
以上となります。
白内障の手術を断られてしまっても、それぞれの目の病気に対応できる眼科であれば、白内障と同時に他の病気についても治療はできます。
ですが、白内障にならない、発症してしまっても進行を遅らせることがとても大切なので、日頃から瞳のケアをしっかりと行い、白内障にならないようにすることが大切です。