ぶどう膜炎は完治するのか?
2020.10.07
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みなさんは、ぶどう膜炎という眼病をご存知でしょうか。
さまざまな視力低下を伴う眼病ですが果たしてどのようなものか、完治することは可能なのか気になるところです。
今回は、そんなぶどう膜炎の完治の可否、症状・種類などについて掲載しているので良かったら参考にしてみてください。
ぶどう膜炎とは?
目の中に虹彩・毛様体・脈絡膜で構成される3つの組織の総称をぶどう膜と呼びます。
この組織体に炎症が生じることをぶどう膜炎と言い、徐々に目の中全体に炎症が広がっていくのが特徴です。
細菌やウィルスなど感染性によるもの、ベーチェット病・サルコイドーシース・原田病など特殊な症状による原因が全体の割合を占めています。
ぶどう膜炎の症状
一度発症すると目のかすみ・眩しく感じる・充血する・モノが歪んで見えるなど、さまざまな症状を引き起こしますが主には視力低下と目の痛みを自覚します。
ほかにも飛蚊症のように視界に小さな虫が飛んでいるように見える症状も散見されます。
症状の進行は急性的に引き起こす場合もあれば、慢性的に徐々に症状が進行していく場合もあります。
合併症状の種類
ぶどう膜炎では、白内障・緑内障・網膜剥離などの合併症が高確率で起こりえます。
合併症によって、視力低下・飛蚊症・充血・鈍痛など、さまざまな症状により視機能が低下する場合があるので早期的な発見・治療が求められます。
ぶどう膜炎は完治する?
発症した際の炎症の程度や損傷部位によりますが確実に言えるのは数日・数週間で治療できるものではありません。
早くても数ヵ月、じっくりと数年の時間をかけて、ようやく完治する可能性がある病気です。
さいあくは完治が難しく持病の1つとして一生向き合っていかなければならないケースだってありえます。
ただし放置することでより目の視機能は深刻化されるので早期的な発見・対策・治療が望まれます。
ぶどう膜炎の治療方法
炎症の程度によって対応は異なりますが基本的には点眼・内服・注射・点滴がメインとなるでしょう。
症状が軽度の場合にはステロイドという点眼を中心に治療をおこなっていきます。
それでは症状の緩和が難しい場合にはステロイドの内服薬を使用します。
簡単に完治できる病気ではないため、視機能が低下しないようダメージを起こさないための炎症を抑える治療が必要とされます。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、ぶどう膜炎について紹介してきました。
完治するにしても長い年月を経て、治療をおこなっていくということでしたね。
長い道のりではありますが放置すると今度は悪化の一途を辿ってしまいますので、焦らずゆっくりゴールを目指していきましょう。