VDT症候群とは?その症状や対策・治療法を解説
2019.12.13
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仕事でパソコンを使うことが多い方の中には、日常的に目の疲れや頭痛、腕の痛み、肩こりなどに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら、VDT症候群になっているのかもしれません。
VDT症候群とはどのような病気なのでしょうか。
今回は、VDT症候群について、治療法や予防策を含めて解説します。
VDT症候群とは
VDTとは、Visual Display Terminalの略で、画面を見ながら作業を行う端末、つまりパソコンやスマートフォンなどの電子機器を意味します。
VDT症候群は、こうした電子機器の操作を長時間連続して行うことで、眼や身体、心に不調和が生じる病気です。
VDT症候群の症状
VDT症候群の症状は、眼だけに現れるのではありません。
首や肩、腰、手足、精神などいろいろなところに現れます。
眼の症状
眼の症状としては、ドライアイ(眼の乾燥感)、視力低下、眩しさ、充血、ゴロゴロとした違和感、ピント調節能力の低下、眼の疲れからくる眼の痛みや頭痛が挙げられます。
身体の症状
身体に現れる症状としては、首や肩、腰のこり、背中の痛みなどが多いですが、そのほかに手や腕の痛みやしびれ感などもみられます。
精神的症状
精神的には、イライラしやすくなる、身体がしんどくなり、やる気がなくなる、疲れやすくなる、眠れなくなるなどの症状を認めます。
吐き気や胃の痛み、耳鳴りなど精神的症状が身体症状として現れることもあります。
VDT症候群の原因
どうしてVDT症候群は起こるのでしょうか。
それぞれの症状ごとに原因をご説明します。
眼の症状
眼の症状は、VDT作業中にディスプレイを集中して見つめると、まばたきの回数が減ります。
まばたきの回数が減ると涙の循環が減りますので、目が乾燥します。
ディスプレイという近くにあるものを見続けるために、近いところに目のピントを合わせ続けなければなりません。
このためにピントを調節する目の筋肉が疲れます。
集中すると目を見開くようになるので、まぶたを開ける筋肉が疲れます。
また、使っているメガネがあっていない場合は、これも原因となり、やはり目が疲れるようになります。
目の症状はこうして現れます。
身体の症状
パソコン作業をしている間は、手先は動きますが、身体はほとんど動きません。
身体の症状は、VDT作業中に同じ姿勢を長時間続けることや、キーボード入力するために指をよく動かすことによって起こります。
精神的症状
単調な作業を続けると人間は、精神的に不安定化します。
VDT作業では、入力作業という単調な作業を繰り返すことが多く、その結果精神的な症状として現れると考えられています。
それに加え、VDT症候群の症状の一つである不眠が続くと、精神的症状の悪化に拍車をかけることになります。
そういった症状を緩和させるにはMRフタワソニックを試してみても良いかもしれません。
VDT症候群の治療方法
VDT症候群の治療は、それぞれの症状を解消することを目的とする対症療法が行われます。
眼の症状
眼の症状に対しては、人工涙液やヒアルロン酸などの目薬を使った治療が行われます。
ピント調整能力の低下に対しては、メガネで治します。
身体の症状
首や肩、腰のこりや痛みには、炎症を和らげる湿布や筋肉をほぐす飲み薬を処方します。
理学療法や温熱療法も効果的です。
凝り固まった筋肉がほぐされ、血液の流れが良くなり、症状を軽くすることができます。
精神的症状
心理カウンセリングを受けたり、精神的に安定させる効果のある薬を使ったりします。
VDT症候群にならない環境とは
厚生労働省では、VDT症候群にならないための環境づくりのポイントを公表しています。
その要点は、パソコン作業をする室内環境・作業時間・作業時の姿勢の3つに分けられています。
作業環境
室内の明るさは、均一にして、眩しくないようにしましょう。
太陽光が直接当たらないように、窓にカーテンやブラインドをつけましょう。
光の反射を防止するタイプのディスプレイを使いましょう。
映り込みの少ない位置にディスプレイを配置しましょう。
室内の空気の乾燥を防ぐために、加湿器を置くのもいいでしょう。
エアコンの風が直接顔に当たると、目が乾きやすくなりますので、風が直接当たらないようにしましょう。
作業時間
パソコンを使った作業は、連続して1時間を超えないようにしましょう。
連続したパソコン作業と作業の間に、10〜15分くらいの休憩時間を設けましょう。
連続したパソコン作業の途中で1〜2回くらいは休憩しましょう。
作業姿勢
パソコンのディスプレイの位置は、視線の高さか、少し下くらいの高さに合わせた位置にしましょう。
ノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が、視線の高さに合わせやすいです。
ディスプレイから、目を40[cm]以上離しましょう。
椅子に座ってパソコン作業するときには、深く腰掛けて、背もたれにしっかりと背を当て、正しい姿勢になるよう意識しましょう。
椅子の高さは、両足がしっかりと床につく高さにしてください。
VDT症候群のオススメの最新予防法
VDT症候群を予防する方法は、環境づくりだけではありません。
ストレッチ
VDT作業では、同じ姿勢で作業を続けるために、首や肩、腰に負担がかかり、VDT症候群が起こります。
そこで、パソコン作業とパソコン作業の合間の休憩時間にストレッチや軽い運動を行い、身体をほぐしてください。
まばたき
パソコン作業中に、意識的にまばたきをするのも効果的です。
まばたきをすると、眼の表面を涙液でうるおせるだけでなく、目を動かす筋肉を休める効果もあります。
足を組まない
椅子に座ると足を組む癖がある方がおられます。
足を組むと身体がねじれるなど姿勢のバランスが崩れたり、重なった部分の血液の流れが悪くなったりします。
椅子に座るときに足を組まないように注意してください。
超音波治療器を使う
身体のこりや疲れをほぐすには、マッサージが効果的ですが、目にマッサージするのはなかなか難しいものです。
そこでおすすめなのが、瞳の超音波治療器です。
目の神経や筋肉、ピント調節機能などをマッサージしてほぐします。
超音波治療器なら、眼科クリニックに通院する必要なく自宅で行えますし、副作用や後遺症の心配もありません。
1日1回10分間だけで効果が得られるので、とても手軽です。
ご興味のある方はこちらのサイトをご参照ください。
https://campaign.mr1010.co.jp/
まとめ
今回は、VDT症候群についてご紹介しました。
VDT症候群は、パソコンなどの画面を見て行う作業によって生じる目や身体、心の病気です。
その症状は、
- 目の症状(ドライアイや目の疲れ、視力低下、ピント調節機能の低下など)
- 身体の症状(首や肩、腰のこりや痛み、手や腕の痛みなど)
- 精神的症状(イライラ感、疲れやすくなる、やる気がなくなる、眠りにくくなるなど)
のように、目だけでなく多岐に渡るのが特徴です。
VDT症候群の治療は、ドライアイなら目薬、首や肩、腰のこりなら湿布などというように、対症療法という症状を緩和する治療になります。
VDT症候群を予防するには、
- パソコン作業の環境づくり
- 無理のない作業時間
- 身体に負担をかけない作業姿勢
が大切ですが、ストレッチや意識的なまばたきなども効果的です。
中でも超音波治療器を使うと、目の神経や筋肉をマッサージしほぐせるので、より効果的に予防できます。
パソコンやスマートフォンの普及によって、これら電子機器を操作しない日はないと言っても過言ではに世の中になりました。
今回の記事を参考にして、ぜひVDT症候群を予防してください。