緑内障になる原因とは?その症状となる理由を解説
2019.11.16
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みなさんは緑内障という病気をご存知でしょうか? 目に関する病気なのですが誰でも発症する可能性がある病気です。
さいあくのケースだと失明もあり得るほどの恐ろしい病気なのですが一筋縄ではいかない病気として知られています。
人間にとって目は一生失いたくない大事な身体の一部ですから原因を知っておきたい。
それでも原因を知っても予防対策を打つこともできないのがこの病気の難しいところ。
でも、なにも知らないよりは読んでいただくことで緑内障への理解を深めていただけると思うので、
自分は大丈夫とは考えずに少しでも緑内障について知っていただければ幸いです。
ここでは緑内障の症状・種類・原因・自覚症状について紹介しています。
緑内障の症状とは
緑内障は、少しづつ視界が狭くなっていく病気です。
少しづづと言っても本当に進行が遅く、症状が末期にならないと自覚もできないのが特徴。
また両方の眼が同時に視界が狭くなるのも稀で基本的に片方から視界不良になっていくのでなおさら自覚を得にくいのです。
視界の狭さは、初期では2割程度のフィルターがかかっているくらい。
中期では5割、末期では9割以上のフィルターがかかっている状態になります。
主に40代~50代の中高年の方々に多く見られる病気です。
緑内障の種類
一言で言っても緑内障にもさまざまな種類があるのをご存知ですか?
緑内障には、他の病気が原因で発症してしまう続発緑内障と原因がはっきりと分からない原発緑内障と呼ばれる2種類があります。
「緑内障はなにが原因で発症するかはっきりと分からない」とよく言われていますがそれは原発緑内障を指していることが多いでしょう。
また緑内障を発症する90%前後の方はこの原因不明の原発緑内障を患っているのが特徴です。
さらに原発緑内障には、線維柱帯が目詰まりして房水が流れにくくなる開放隅角緑内障と、
隅角が狭くなって閉塞して房水が流れにくくなる閉塞隅角緑内障の2種類に区分することができます。
一般的に緑内障を患っている方々では前者の開放隅角緑内障のパターンが多く、視野障害の進行がおそいという特徴を持ちます。
反対に閉塞隅角緑内障は短期間に失明する恐れもあるほど突発的に症状が悪化するのが特徴です。
緑内障になる原因
先にも上述したように緑内障という病気は眼圧が高い状態が続くことで眼の視神経に障害をきたした状態です。
それでは「眼圧が高くならないようにすればいいのでは?」というそう単純なものではなく眼圧が高くない人でも緑内障を患っている方もいます。
つまりは「眼圧の高低差=緑内障が発症」という方程式になるわけではなく、眼圧以外のさまざまな要因にも原因があるとされています。
それこそ日々の私生活を例に挙げるなら健康的な食生活や適度な運動、自律神経の乱れや喫煙の有無などです。
現代医学では「どうして緑内障になるのか?」「発症する人としない人の違い」についてはまだ解明されていないのが実情です。
緑内障の自覚症状
緑内障は、初期段階では自覚症状を感じにくい病気で、逆に自覚した頃には症状が悪化しているケースが多いです。
初期段階では、視野障害や暗転といった症状が現れてきます。
視野障害は、眼の見える範囲が狭くなっていくことを指していますが一気に両目の視界が狭くなるわけではないので、
仮に片目の視界が狭くなっても視界良好なもう片方の眼で視界を補ってくれるので多少の視界の見えにくさは自覚しにくいんです。
暗転は、視野の一部が見えない状態を指していますが見えないけど暗いわけではなく、
初期症状ではどちらかと言うと霧がかかっているような視界状態を表しています。
なので、症状は徐々に悪化していっているもののそれを自分で理解することは難しく、
さらに視力が低下したと自覚症状を得るのは末期になるまでは気づきにくいのもこの病気の怖いところ。
そして、この視力低下や視野障害、暗転が進行しすぎると失明することもあります。
まとめ
- 緑内障は少しづつ視界が狭くなっていく病気。
- 緑内障にも続発緑内障と原発緑内障の2種類がある。
- 緑内障は眼圧が高くなることによって発症する。
- 緑内障にならないための方法は分かっていない。
- 緑内障は自覚症状を得にくい病気。
いかがだったでしょうか? 緑内障について理解を深めることはできたでしょうか?
冒頭でも説明したとおりに緑内障は予防対策がしにくいことで知られています。
それでも予防対策として摂取したい食品に青菜類やカシスなどがあります。
どれほど効果を実感できるかは判断が難しく、気休めにしかならないかもしれませんが参考にしてみてください。