白内障に使う目薬の副作用とは?気をつけたい点を解説

2021.02.26

目薬をさす女性

白内障の予防・治療をおこなう上では目薬を使った対策も必要です。

しかし、単に目薬を指せばよいわけではなく正しい使い方や間違った使い方があります。

間違った使い方や過剰な点眼によって副作用に悩まされることもあるかもしれません。

ここでは、そんな白内障における目薬の使い方や副作用などについて紹介。

白内障に用いられる目薬

白内障に使用される目薬にはグルタチオン(タチオン)やピレノキシン(カリーユニ)といった点眼液が処方されることが一般的です。

白内障は、水晶体の水溶性タンパク質が変質することが進行する1つの原因とされているので、その水溶性タンパク質の変性を阻害する目的の点眼液となっています。

白内障に用いられる目薬の副作用

一般的に使用していて人体への害は懸念されませんが稀に副作用を発症する方もいます。

副作用には、目の充血・痒み・かすみ・眼痛・異物感などが挙げられます。

上記、副作用はあくまで一例に過ぎないので使用を続けて目に何かしらの違和感を覚える場合には、専門医の診療・治療を受診してください。

目薬の正しい使用法

一般的な目薬でも白内障の目薬でも基本的な目薬の使用方法は同じです。

ここでは目薬の正しい使用方法について紹介していきます。

1.石鹸で手をよく洗う
2.下まぶたを軽く引いて1滴だけ点眼する
3.点眼したらまぶたを閉じたまま清潔なガーゼやティッシュなどで拭く
4.そのまま約1~5分程度まぶたを閉じたまま待つ

点眼時は、何滴も点眼するのではなくしっかりと目が開いた状態で確実に1滴だけを点眼し、容器の先端がまぶたやまつ毛などに触れないようにしましょう。

間違った目薬の使用法

目薬の正しい使用方法があるように間違った使用方法もあります。

ここではその間違った使い方について紹介していきます。

1.容器の先端が目周辺に触れている
→点眼液が汚染される原因
2.点眼後にまばたきしている
→まばたきで目から液が流れ出てしまう
3.目からこぼれた液を流し込む
→目周辺の汚れや異物、細菌まで入ってしまう
4.目安となる点眼数を超えて点眼する
→回数を増やしても効果のほどは変わらない

まとめ

■白内障の目薬にはタチオンやカリーユニなどがある
■目の充血・かゆみ・かすみ・眼痛・異物感などの副作用があらわれる場合がある
■目薬の使い方を覚えて正しく点眼しよう

いかがでしたか? 今回は、白内障の目薬の使い方、副作用などを紹介してきました。

白内障専用の目薬に限った話ではなく、正しく目薬を使用することは一般の目薬でも同じ。

せっかく目薬を使用してもかえって副作用に悩まされるなんて嫌ですよね。

なので、使用する前にはどういった副作用があるのか、正しい点眼はどのようなものかを知った上で上手に目薬を活用してください。