白内障を自宅で治すことは可能なのか？予防法や対策方法まで詳しく解説

2018.12.26

白内障を自分で治すことは可能なのかと疑問に思ったことはありませんか？

年齢を重ねるとほとんどの方に出てくる白内障の症状ですが、自分で治すことができるのであれば治したいですよね。

そこで今回の記事では、白内障を自分で治すことは可能なのかについて詳しく紹介します。

白内障を切らずに治す方法

答えから説明すると、現代の医学では手術せずに白内障を治す方法はありません。

つまり、基本的に切らずに治すことは難しいということです。

白内障の手術は一般的に、濁った水晶体を取り除き、近視や乱視、遠視などに応じた眼内レンズを挿入する治療法が主流です。

手術時間は１５分～２０分と短時間で終わる治療で、日本国内でも年間140万人ほどの方に行われているポピュラーな手術です。

ですが、できることなら目にメスなどを入れるような手術はしたくないですよね。

手術をされる方のほとんどが出来れば治療薬などで治したいと考えているようです。

手術をしない白内障の治療薬について

白内障は、目の水晶体という部分が白く濁って視力が低下してしまう病気です。

白内障になってしまう原因はさまざまですが、その多くは加齢によるもので、加齢性白内障と呼びます。

個人差はありますが、誰でも年齢を重ねるにつれて水晶体は濁り、老化現象の一種なので多くの方が白内障を発症させてしまいます。

この白内障の治療薬には点眼薬があります。

とは言え、点眼薬を用いることで水晶体の濁りをなくすことはできません。

日常生活に支障がない段階であれば手術をする必要がないのですが、そのような場合に進行を遅らせるために点眼薬を用いるのです。

代表的な点眼薬には以下のものがあります。

• ピレノキシン製剤
• グルタチオン製剤

それぞれどのような特徴があるのか見てみましょう。

ピレノキシン製剤

ピレノキシン製剤は、白内障の起因となるキノイド物質の成長を抑える働きがあります。

キノイド物質の成長を抑えることで、水晶体が混濁化するのを防いでくれます。

グルタチオン製剤

グルタチオン製剤は、抗酸化物質の１つで、白内障の進行に伴い減少してしまうグルタチオン量の不足を補ってくれます。

グルタチオンの量を増加させることで、不溶性たんぱく質の増加を抑えながら、水晶体の透明性を保ち、白内障の進行を遅らせる効果があります。

白内障は目薬で治る？

現在の医学では、白内障を目薬（点眼薬）で治すことはできません。

白内障の初期の段階であれば、点眼薬を用いることで進行を遅らせることは可能なのですが、点眼薬で水晶体の濁りをなくすような効果は期待ができないのです。

点眼薬はあくまでも進行を遅らせる目的で用いられるので、視力を回復させたり、症状を改善させたりすることはできないのです。

白内障治療薬「アセキュラ」

アセキュラ（アキュセラ・インクAcucela Inc.）は、臨床開発段階の眼科医療ソリューション・カンパニーで、失明や著しい視力低下をまねく眼疾患に対する治療や疾患の進行を遅らせる革新的な治療薬・医療技術の開発に取り組んでいる会社です。

アセキュラ独自の視覚サイクルモジュレーション技術に基づき、地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄斑変性の治療薬候補「エミクススタト塩酸塩」の共同開発を大塚製薬株式会社と進めています。

今後、白内障の治療で手術をせずに治す治療薬などが開発されるのではないかと期待されています。

参考サイト：「窪田製薬ホールディングスとグループ会社アキュセラ」

白内障はラノステロールで治る？

ラノステロール（lanosterol）とは、ステロイドのひとつで、トリテンペン、分子式はC30H50Oです。

ラノステロールの化学構造は、コレステロールの生合成における中間代謝産物で、アセチルCoAからメバロン酸、スクアレンを経てラノステロールができます。

このラノステロールは、水晶体に存在し、白内障の原因となる変異したクリスタリンの細胞内での凝集を防止できるとされ、現在研究が進められています。

実際に、白内障を自然発症する犬にラノステロールを含む点眼薬を6週間投与した結果、白内障の重症度が軽減したという研究結果があり、水晶体の透明度が増したことから、ラノステロールや同様の活性を持つ分子が、白内障の治療法として手術に代わる選択枠としての可能性が出てきたとされています。

参考文献：「視覚障害： ラノステロールで白内障形成を妨げる」

白内障を日々の生活から予防する

実際に白内障にならないように日常生活で予防するにはどのような方法があるのでしょうか。

白内障を予防するには、

• 糖尿病などの生活習慣病にならないようにする
• 強い赤外線や紫外線を避ける

糖尿病と白内障は非常に深い関係性があります。糖尿病を発症してしまうと、若い方でも白内障になってしまうリスクが高くなります。そのため、普段から食生活に気をつかうようにし、適度な運動も取り入れるようにしてください。

また、強い赤外線や紫外線も白内障になりやすくさせてしまうことで知られています。

白内障・緑内障・黄斑変性が自分で治せる101のワザ

ご自身で白内障を治したい、何か良い方法はないのかなど、少しでも白内障の進行を和らげたり症状を改善したりとお考えの方におすすめの本があります。

主婦の友社から出版の「白内障・緑内障・黄斑変性が自分で治せる101のワザ」です。

この本では、目の血流をよくしたり、目の筋肉を鍛えたりして加齢による目のトラブルを防ぐワザがぎっしり詰まっています。

日常生活のコツや料理など、簡単に続けられる目の病気の対策方法が載っているので非常に参考になります。

こちらの本は、AmazonやYahooショッピングなどで購入することができます。

＞「白内障・緑内障・黄斑変性が自分で治せる101のワザ」

MRフタワソニック

自宅で白内障の治療や視力回復が出来ないのかとお考え中の方には、超音波医療機器MRフタワソニックがおすすめです。

厚生労働省で認可を得ている本格的医療機器で、多くの眼科などで使われています。

その超音波医療機器を自宅で使うことができるのです。

超音波医療機器MRフタワソニックは、視力回復効果以外にも、白内障、緑内障、ドライアイ、眼精疲労、スマホ老眼などにも効果があります。

80歳以上のほぼ100％が白内障と言われている現代、加齢眼病でお悩みの方におすすめです。
一度ご相談してみてもいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか？

今回は、白内障を自分で治すことは可能なのかについて詳しく紹介してきました。

まとめると、

• 基本的に白内障は切らずに治療することは難しい
• 糖尿病・赤外線・紫外線に気をつけ予防をする
• 自宅で出来る予防法や対処法を試してみる

以上となります。

基本的に、手術以外では治療は難しいといわれている白内障ですが、医学も進みさまざまな治療法などが開発されてきています。

実用化まではまだ時間がかかるかもしれませんが、少しでも症状を緩和させるためにも、自宅で出来る方法を試してみてください。