白内障の手術をした後にハードコンタクトレンズを使用することは出来るのか

2020.11.10

コンタクトレンズを装着

白内障の手術前・手術後に各種コンタクトレンズを使用することはできるのでしょうか?

ここではそんな白内障の手術前・手術後のコンタクトレンズの着用の可否について掲載しています。

おおよその手術の流れ、手術後の見え方の変化についても解説しているので参考にしてください。

白内障手術前いつまでコンタクトレンズを使用出来るの?

白内障の手術前にはコンタクトレンズを使用することはできるのか?

ここでは各コンタクトレンズ別に手術前の使用可能期間を掲載しています。

・ソフトコンタクトレンズ
最終検査3日前、手術3日前、手術当時は使用しないでください。

特に手術3日前より目薬を点眼するので絶対にコンタクトレンズの使用は避けてください。

・乱視用ソフトコンタクトレンズ
最終検査3日前、手術3日前、手術当時は使用しないでください。

特に手術3日前より目薬を点眼するので絶対にコンタクトレンズの使用は避けてください。

・ハードコンタクトレンズ
最終検査4週間前、手術3日前、手術当時は使用しないでください。

特に手術3日前より目薬を点眼するので絶対にコンタクトレンズの使用は避けてください。

白内障手術後いつからコンタクトレンズを使用出来るの?

腕時計をみる人

白内障の手術後は、術後3ヵ月を経過すればコンタクトレンズを装着することができます。

これはソフトコンタクトレンズ・乱視用ソフトコンタクトレンズ・ハードコンタクトレンズなど種類を問わず、おおよそ3ヵ月間でいずれも使用可能です。

またレーシック手術をおこなうとなっても術後3ヵ月以降であれば手術可能です。

白内障手術の流れ

1.手術前にあらかじめ問診・屈折検査・眼底検査・眼圧検査などによる術前検査をおこなっていきます。

2.当日は直前の食事を控えて、安全に帰宅もできるように可能な限り付添い人を連れてこれる準備を整えて手術に向かいます。

3.手術する直前はお手洗いを済ませ、手術衣に着替えて、散瞳剤などの点眼、血圧測定をおこなっていきます。

4.手術が開始したら点眼による局所麻酔をおこなった上で手術をおこないます。

5.手術自体は消毒や準備などの時間を含めて約10分~15分程度終了します。

6.無事手術が終わったら術後に医師の注意事項などの説明を聞いて、会計を済ませ、帰宅。

白内障手術後の変化

白内障の手術後は、視界の見え方に変化を及ぼす羞明・青視症・飛蚊症・グレアが気になる場合があります。

いずれも目の前が見えにくいと感じさせる可能性はありますが基本的に見え方や視力に悪影響を与えるわけではありません。

どうしても気になる場合には医師のもと検査を受けるか、サングラスをかけて目に刺激を与えないなどの対策を実施してください。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、白内障の手術前・手術後のコンタクトレンズの着用の可否について紹介してきました。

もし手術をおこなう場合には絶対にコンタクトレンズの着用ルールだけは守ってくださいね。

それと手術後の見え方に不安を覚える方もいらっしゃるでしょうが時間経過で見え方が安定してくるので焦らず経過観察をしてみてください。