緑内障は失明に至る?怖い病気の症状を解説
2020.02.20
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本記事を読んでくれている方には、「緑内障=失明」というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
では、そもそも緑内障は失明を負うほどのリスクを持つ病気なのかという話ですね。
眼の病気ということもあって失明というケースだけは避けたいところ。
今回はそんな緑内障に失明リスクがあるのかを主な症状と馳せて紹介していきます。
緑内障の症状
緑内障では、少しずつ視界が狭くなっていくのが特徴です。
とにかくやっかいなのが視界が狭くなっていく症状を自覚しにくいという点と両目が同時に視界狭小になっていく訳ではないので余計に自覚できないということ。
症状の進行は、初期・中期・末期と段階的に悪化していき、初期であれば自覚症状を得ることは難しい状態です。
中期であれば視野の一部が暗点しますが、それでも自覚症状を得られないケースも多く見られます。
末期まで進行してしまうと日常生活に支障をきたすレベルに発展します。
緑内障で失明する?
緑内障という病名を知ると緑内障で失明はするのかと懸念する方もいらっしゃるでしょう。
実際、緑内障を発症すると失明するリスクがあるのかですが症状発見が遅く、治療も間に合わなければ、最悪のケースとして失明もありえます。
それほどに恐ろしい眼病として認知されていますが多くの緑内障患者の方は失明せずに視力を一定で維持して過ごすことができています。
一方で日本における失明リスクのほとんどが緑内障とも言われているので、決して安易に考えられる病気ではありません。
緑内障の人はどれくらいいるか
ここまで緑内障の症状やその恐ろしさについては紹介しました。
では、日本においてそんな緑内障を患っている患者はどのくらいいるのか。
その患者数は2019年時点で約400万人とされています。
また発症する割合については40歳以上の20人に1人が発症するリスクをはらんでいるとされており、その有病率は年齢を重ねるごとに増加傾向にあります。
緑内障で失明をしないために
緑内障で失明しないためには症状の早期発見が絶対条件です。
緑内障患者の約90%は緑内障を患っている自覚がないとされており、人によっては手遅れになってしまったケースも少なくはありません。
そのためにも医師の診断のもと眼底検査による早期発見が必要です。
自覚を持ちにくい病気であるからこそ、定期的な眼底検査をおこなうようにしてください。
緑内障は、40歳以上に多く見られる病気なので最低でも40歳以上になった時点で定期検査をおこなうように心掛けましょう。
まとめ
■緑内障は徐々に視界が狭小していく病気。
■緑内障はさいあくの事態になれば失明もありえる。
■国内の緑内障患者数は約400万人(2019年時点)とされている。
■緑内障で失明しないために眼底検査はおこなうこと。
いかがだったでしょう? 緑内障と失明の関係性について紹介しました。
基本的には、緑内障で失明するリスクは稀と考えていて相違ないですが逆に自分だけが失明しないということはありえません。
なので、まずは実践していただきたいのは眼底検査などの定期検査ですね。
自覚症状を得にくい病気だとしてもなにかしらでも眼に違和感や異常を感じたら眼科クリニックを受診してみましょう。