目からくる体の不定愁訴とは?その原因や治療の方法などを詳しく解説
2020.10.05
閲覧数ランキング
みなさんは、不定愁訴という病気をご存知でしょうか?
もしかしたら気がかりだったあなたの目の悩みがこれに該当しているかもしれません。
そんな不定愁訴とは一体どのようなものなのか。
今回は、不定愁訴の症状・原因・検査方法・治療方法などについて掲載しているので良かったら参考にしてみてください。
不定愁訴とは?
不定愁訴とは、医学的には説明できない症状・病気のことを総じて指します。
具体的には、「頭が重い・痛い」「イライラする」「疲労・倦怠感がある」「よく眠れない」など、理由は分からないがなぜか体調が悪い自覚症状のことです。
一般的には医師から精神的症状と診断されることもありますが、この病気は「自律神経失調症」「神経症」「心身症」の分類に括られることがあるので、あながちその診断は間違いというわけではありませんが、決して医学的に説明できない症状だからといって、精神的になにか患っているということでもありません。
不定愁訴の症状
症状は、主に内分泌系と自律神経系に分類されます。
内分泌系は女性の悩みでもある生理不順などホルモンバランスの乱れや体重の増減、疲労感・冷え性など、自律神経系は頭痛・肩こり・めまいなどが、あてはまります。
ただいずれか一方の症状だけがあらわれるということではなく、さまざまな症状が組み合わさって発症するので、人によってもその症状の具合はさまざまです。
不定愁訴の原因
神経症や心身症の分類に括られがちな病気ということもあって、その症状を発症する原因にはストレスや疲労による心身への負担が大きいとされています。
また、先にも説明したようにその症状を引き起こす要因となっている病名が検査で発見されにくい点からも、患者さんの私生活における不確定要素が関係していると紐づけれます。
不定愁訴の検査方法
医師との問診からスタートしたのち、どのような症状があるのかをヒアリングしていきますが、身体的疾患の診察・検査の上で具体的な病名が発見されなければ不定愁訴の診断が下されます。
検査の際にはその症状に適した検査方法にて状態を確認していきます。
不定愁訴の治療方法
不定愁訴と診断が下された場合には、ストレスや疲労による精神的な症状・病気が疑われている状態と同義ですので治療法は医師とのカウンセリングがメインです。
カウンセリングを実施することで患者さんの症状や状態をより詳細に見極めていくことはもちろん、患者さんの日々の悩みや問題をヒアリングしていきます。
必要に応じて自律神経の乱れを調整する薬物の投与も検討されます。
カウンセリングや薬物療法だけでなく自分自身に向き合って、変化する必要がある部分は変えていき、自分を律していくことの強さを身につけることも重要な治療法です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、不定愁訴について紹介してきました。
医学的には説明できない症状・病気のことをあらわすのが不定愁訴ということでした。
医学ですべてを証明できていない以上は、その人が患っている症状は一概に精神的問題にあてはめることは難しいでしょう。
診断を受けて初めて分かることもあるでしょうから、もし同様の件でお悩みの方は、まずは検査をおこなってみてはいかがでしょう。