白内障でも医療保険に加入することは可能?その実態を解明
2021.06.20
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治療や手術をする以上は医療保険の存在は欠かせません。
白内障もそれは例外ではありませんが、医療保険は利用できるのでしょうか?
そもそも医療保険に加入することが可能なのか気になるところ。
今回は、そんな白内障と医療保険との関係性を紹介していきます。
白内障でも医療保険に加入することは可能?
白内障でも医療保険に加入すること自体は可能です。
ただし、一定の条件をクリアした上で加入が可能で、加入できたとしても一部の保障には対応していないことがあるので、それら点には注意した上で申し込みを検討してください。
白内障の手術前の場合
白内障にも薬物療法と手術療法の2種類があります。
もし点眼薬のような薬物療法だけで手術自体はしていない状態ならば、今後白内障を改善するために手術する可能性が高いと判断されるので、加入の基準が厳しくなります。
仮に、加入できても白内障含めて目に関する病気への保障はしないといった、一部に対して制限が設けられる場合があります。
白内障の手術後の場合
現時点で白内障の手術が終わっている、かつ症状も回復している状態であれば、術後から一定期間で医療保険に加入できる可能性はあります。
単に手術が終わっているだけでは加入が認可されない場合があり、加入できたとしても目に関する病気への保障は適応外の場合があるでしょう。
白内障の手術に医療保険は使えるか?
現在の医療保険では、「先進医療特約」と呼ばれる先進医療に関わる費用を一部免除してくれる項目があるので、この特約に該当する手術には保険が使用できます。
この先進医療に該当するのが白内障手術における単焦点眼内レンズになり、自己負担額1~3割程度で免除されています。
自分がどの程度免除を受けられるか、控除後の費用がいくらかは、手術を受ける医療機関によって細かく異なるので、一度確認してみてください。
白内障の手術で医療保険が使えないケース
白内障には、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの2種類による手術方法がありますが、現在では多焦点眼内レンズは先進医療が外れています。
2020年3月までは、先進医療特約に加入している方であれば保険会社からの援助を受けられましたが、2020年4月以降からは「選定療養」という枠組みに変更されています。
ただし、選定療養で手術をおこなえば先進医療特約を使って手術をおこなうよりも、半額程度の費用を抑えられる可能性もあります。
まとめ
■白内障でも条件付きで医療保険に加入することは可能
■加入できても一部の保障が受けられないなど制限はある
■単焦点眼内レンズなら先進医療特約による保険治療は可能
■現在の多少点眼内レンズは選定療養に該当している
いかがでしたか? 今回は、白内障と医療保険の関係性について紹介してきました。
保険対象内であれば上手に保険を利用して少しでもコストを下げたいところですね。
何が保険対象内で対象外なのかは内容が混合してしまいそうですが、知ることで今後の医療にも活用できますから、是非覚えていってください。