飛蚊症はサプリで治せる?最適な予防法とは

2019.12.11

飛蚊症

白い壁や空を見たときなどに、視界にフワッと小さな黒い糸くずやゴミのようなものが見えると驚きますよね。

しかもそれが見えるのはご自身だけで、他の人には見えません。

目を動かすと、目の動きとともにそれらも動きます。

他の人に見えないものが見えるようになると、何らかの病気かと思って心配になる方もおられます。

実は、これは飛蚊症という病気の症状なのです。

今回は、飛蚊症についてご紹介します。

飛蚊症とは

目が悪い男性

飛蚊症とは、視界に黒い糸くずや蚊のようなものが飛んでいるように見える病気です。

眼の動きにあわせてこれらも一緒に動くのが特徴です。

背景が暗いとわかりにくいのですが、白い壁や青空など明るいところを見ると見えてきます。

飛蚊症の原因

目に入った光は、角膜→水晶体→硝子体→網膜と進んでいきます。

角膜と水晶体、硝子体は光を透過させる必要がある部分なので透明です。

ところが、本来透明であるべき硝子体に濁りが生じて、透明性が低下してしまうことがあります。

この濁りが、黒い糸くずや蚊の正体です。

つまり、飛蚊症は硝子体の中の濁りの影が、見えたものなのです。

治療が必要な飛蚊症とは

硝子体に濁りを生じさせる原因の多くは、実は加齢です。

つまり、飛蚊症は生理的な現象によって起こる現象ですから、飛蚊症そのものは病気ではなく、治療する必要性はありません。

しかし、中には眼の病気によって飛蚊症が発症していることがあります。

飛蚊症の原因となる眼の病気としては、網膜剥離・網膜裂孔・硝子体出血・ぶどう膜炎などがあります。

このような病気によって生じた飛蚊症は、原因となった眼の病気を治療しなければならないので、治療の必要な飛蚊症と言えるでしょう。

治療と並行してMRフタワソニックもお試しください。

飛蚊症の治療方法とは

目薬
加齢によって生じた飛蚊症は、治療の必要はありません。

眼の病気によって起こった飛蚊症は、飛蚊症そのものではなく、飛蚊症を引き起こす原因となった眼の病気に対しての治療が必要です。

したがって治療の内容は、原因となった眼の病気によって異なります。

自然治癒はできる?

残念ながら飛蚊症は加齢で生じたものを含めて、自然治癒は期待できません。

年とともに少しずつ進行していきます。

目薬で治る?

飛蚊症の原因の一つ、ぶどう膜炎は、網膜の外側を覆っているぶどう膜という部分に炎症が起こる病気です。

ぶどう膜炎で飛蚊症を起こした場合は、症状が軽症ならステロイド薬の目薬による治療が行われます。

ですが、ステロイド目薬の治療で症状が改善しない場合は、目薬ではなく飲み薬のステロイド薬による治療にかわります。

目薬で治せるのは、ぶどう膜炎由来の軽症の飛蚊症だけです。

サプリで治る?

厚生労働省では、サプリメントを『特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品』としており、ミネラルやビタミンといった栄養成分を凝縮した健康食品・栄養機能食品として扱われています。

つまりサプリメントは、薬のように錠剤やカプセル状の形をしていますが、病気の治療を目的とした薬ではありません。

あくまでも健康維持や健康増進、栄養補給などを目的とした食品です。

ですから、飛蚊症をサプリメントで治すことはできません。

飛蚊症の予防法

飛蚊症の多くは、加齢によって硝子体に濁りが生まれることで起こっています。

つまり、眼の老化が原因というわけです。

飛蚊症の予防には、眼の老化を遅らせることが大切です。

①活性酸素を発生させない

活性酸素とは、物質を酸化させる働きが強い酸素です。

硝子体が老化していく原因の一つが、この活性酸素です。

通常は、ルテインという眼の色素成分が活性酸素による酸化を防いでいます。

ところが、ルテインは年とともに減少してしまう傾向があり、活性酸素を抑えられなくなります。

その結果、硝子体が老化してにごってしまうのです。

そこで、活性酸素を生み出す原因である紫外線やタバコを極力減らし、活性酸素の発生を防止しましょう。

②生活習慣の改善

ヒトの眼は、筋肉の働きで近くのものや遠いものにピントを合わせるようになっています。

つまり、日中は眼の筋肉をずっと使っており、寝ている間に休めています。

睡眠不足になると、眼の筋肉が充分休めなくなり、眼が疲れてしまいます。

また、パソコンやスマートフォンの操作をしている間は画面を注視し続けるので、目がかなり疲れます。

眼の疲れは、飛蚊症を含め眼の健康の悪化につながります。

睡眠時間を十分確保する、パソコンやスマートフォンを操作している間は、適度に休憩を挟むなど、生活習慣を整えて、眼の疲れを防止しましょう。

③食生活の改善

眼の健康を保つためには、栄養バランスのとれた食事を食べることも大切です。

特に注目して欲しいのが、ビタミンです。

ビタミンは眼の老化防止に欠かせない栄養素だからです。

一日きちんと3食食べる、偏食しないなど、栄養バランスを考えた食生活を心がけてください。

飛蚊症におすすめのサプリ

実は、コンタクトレンズで有名なボシュロムが、眼の健康を守るためビタミンやミネラルを主成分としたサプリメント・ボシュロムオキュバイト(BAUSCH LOMB Ocuvite)を開発しています。

中でも『オキュバイト+ルテイン』というルテインに着目したサプリメントをラインナップしています。

このようなサプリメントなら、飛蚊症の予防効果、進行を遅らせる効果が期待できます。

飛蚊症におすすめの最新予防法

レーザー治療
飛蚊症対策におすすめの最新の予防法をご紹介します。

超音波治療器

超音波治療器とは、眼の神経や筋肉に超音波のマッサージを施し、筋肉を揉み解し、ピント調節機能を整え、眼の機能を回復させる器械です。

副作用の心配もなく、眼の疲れを解消したり、飛蚊症などの眼病予防に効果が期待できます。

1日1回10分間器械を目に当てるだけなので、とても手軽にできます。

超音波治療器で有名なのは『MRフタワソニック』です。無料で試すこともできるので、まずは頼んでみてから考えるのもよいでしょう。

『MRフタワソニック』

レーザー光線

飛蚊症の原因の一つである網膜裂孔は、文字通り網膜に穴が開く病気ですが、中には網膜剥離に進行していくケースがあります。

そこで、網膜裂孔が網膜剥離に進行するのを予防する目的で、網膜裂孔の周囲をレーザーで焼いて固める処置が行われることがあります。

網膜剥離を予防できる可能性があるわけですから、目に黒い影がちらほら見えるようになったら、早めに眼科で網膜の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。

まとめ

飛蚊症は、視界に黒い糸くずや蚊のような物が飛んでいるように見える病気です。

その原因は、

  1. 眼の老化
  2. 眼の病気(網膜剥離・網膜裂孔・硝子体出血・ぶどう膜炎など)

です。

飛蚊症の多くは眼の老化が原因で、眼科を受診しても経過観察になることがほとんどです。

そこで、おすすめしたいのが飛蚊症の予防です。

飛蚊症の予防としては、従来は眼の老化を遅らせるべく

  1. 活性酸素を防ぐ
  2. 生活習慣を改善し、目を疲れさせなくする
  3. 食生活の改善による眼の健康増進

が行われてきました。

近年、新しい予防法として超音波治療器を使った予防法が開発されました。

眼の疲労や飛蚊症以外の眼病予防にも効果があるので、お試しになってはいかがでしょうか。