羞明(しゅうめい)とは?その原因や検査、治療を解説
2021.03.31
閲覧数ランキング
みなさんは、羞明と呼ばれる眼病をご存知でしょうか?
白内障をはじめさまざまな眼病に関連性が深い症状です。
今回は、そんな羞明について紹介していきます。
白内障の症状「羞明(しゅうめい)」とは
羞明(しゅうめい)とは、通常ならまぶしいと感じない光量に対して、まぶしさを覚える状態のことです。
例えば、日差しや室内の電球、車のヘッドライトなど、日常生活におけるさまざまな光に対してまぶしさを感じたりします。
刺激の強い光を浴びてまぶしいと感じるだけでなく、不快感や目の痛みを伴うことも特徴。
羞明(しゅうめい)の原因
角膜や水晶体が濁ることで、眼に入ってくる光が反射して散乱されて、まぶしく感じるのが
羞明を患ってしまう要因です。
羞明を症状で負う眼病にもさまざまですが、最も代表的な病気としては白内障が有名です。
それ以外にも、眼の表面が乾くドライアイや、結膜が炎症状態にある結膜炎などでも、同様に羞明によるまぶしさを感じます。
あくまで一例にすぎないので緑内障・網膜剥離・虹彩炎・ぶどう膜炎・視神経炎など眼病、くも膜下出血や失読症などの神経病でも発症する可能性があります。
羞明(しゅうめい)の検査
検査方法は、眼球に光を照射して痛みが生じるかを検査する視診が一般的です。
それに加えて、視力検査・眼圧検査・眼底検査などでチェックしていきます。
羞明(しゅうめい)の治療
治療方法は、重症化しないために軽症段階からヒアレイン点眼薬を投与して、眼の疲労や乾燥を改善して、保湿することで眼を保護します。
羞明の要因となる日常生活での問題点を根本的に解決することも大切です。
パソコンやスマホがまぶしいと感じるなら光量を下げたり、窓から差し込む日光がまぶしいなら遮光カーテンを使ったり、外出時は帽子をかぶって紫外線をカットするなど。
自分たちで対策を講じられそうなことは1つひとつ改善していきましょう。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、羞明について紹介してきました。
何らかの眼病を患って目の前がまぶしいと感じたら羞明の可能性があるかもしれません。
羞明に限ったことではなく目の健康に気を遣うという意味でも、日常生活での光量のさじ加減には注意しましょう。
まずはパソコンやスマホの光量を下げるだけでも試してみてください。