網膜色素変性症とは?その症状や原因、予防法を解説

2020.05.07

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網膜色素変性症は、厚生労働省からも難病に指定される眼病です。

それこそ失明リスクも伴う本当に危険な病気なんですがどういったものでしょうか。

今回は、そんな網膜色素変性症の症状・原因・検査・治療などについて紹介していきます。

網膜色素変性症とは?

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網膜色素変性症とは、光を感じる組織を有する網膜に異常が生じる病気です。

病名のとおり眼底写真を通して確認すると網膜に色素を伴って病変しているのが特徴。

厚生労働省により難病指定されている病気で日本の約5,000人に1人発症しているとされています。

網膜色素変性症の症状

初期症状では、暗いところでモノが視認しにくい夜盲・光がまぶしく感じる羞明・視野が狭くなる視野狭窄が挙げられます。

最たる初期症状は夜盲が多いとされており、症状が進行すると視力低下や色覚異常も顕現します。

発症タイミングは、時期・症状・進行のいずれも個人差はありますが重症化すれば失明リスクもある難病です。

詳しい理由は解明されていないものの白内障や緑内障を合併しやすいの特徴でしょう。

網膜色素変性症になる原因

網膜色素変性症は、大半が遺伝子の異常が原因だと考えられています。

異常遺伝子には、代表的なEYSをはじめ実に40種類以上の遺伝子が確認済みです。

なかには遺伝子パターンが該当しなかったり、遺伝性ではなく突発的に発症するケースもあります。

網膜色素変性症の検査方法

目の検査
検査では、網膜の様子を視覚的に確認する眼底検査・視覚領域を調べる視野検査・夜盲の度合いをチェックする暗順応検査・網膜に光を当てて電位の量や流れを調べる網膜電図など、さまざまな方法を駆使して網膜色素変性症の状態を確認していきます。

眼の検査である以上は、視力検査も欠かせませんが網膜色素変性症がかなり進行するまで視力状態が良好なことが多いです。

網膜色素変性症の治療方法

現在、網膜色素変性症に対して有効的な治療方法が確立されてはいません。

したがって、ビタミンA・ビタミンEなどの内服薬、循環改善薬、暗順応改善薬・血管拡張薬など薬物治療をおこないます。

しかし、これら薬物療法はあくまで症状の進行を遅延させる目的であって、根本的な治療に役立てる目的ではありません。

実際、確実な遅延効果を期待することも難しいのが現状です。

今後は、iPS細胞による網膜再生や人工網膜の研究および遺伝子治療の実用化に向けて研究がおこなわれています。

網膜色素変性症の治療後

治療後といっても根本的な治療方法が見つかっていない以上、常に症状が進行するリスクがあります。

そのため定期的な経過観察をおこない病気が進行するスピードを把握しておくこと。

その結果から網膜色素変性症に対してへの認識・方向性を考え、あらゆる準備を進めていくことが最重要です。

まとめ

  • 網膜色素変性症とは光を感じる組織を有する網膜に異常が生じる病気
  • 症状には夜盲・羞明・視野狭窄などがある
  • 症状の原因は大半が遺伝子の異常が原因だと考えられています。
  • 検査には眼底検査・視野検査・暗順応検査・網膜電図などがある
  • 現代医学では有効な治療方法が確立されていない
  • 治療後は治療方法がないため病気の進行具合を理解する必要がある

いかがでしたか? 今回は網膜色素変性症について紹介しました。

現代医学では明確な治療方法が見出されていないというのが実状です。

厚生労働省で難病指定されるほどの危険因子だということが分かったのではないでしょうか。

治療方法がないということは症状の改善・完治ができない方がいらっしゃるということ。

少しでも早くそういった方が明るい日常を取り戻せるよう最先端の治療が実現するのを待つばかりです。