ピレノキシンの白内障に対する効果と使用方法・副作用まで解説
2021.07.03
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ピレノキシンは、白内障の進行を遅らせる効果のある成分でカタリン、カリーユニなどの点眼薬からジェネリック用の目薬に用いられています。
今回の記事では、ピレノキシンの効果から白内障との関係、ピレノキシンの利用方法に副作用まで詳しく解説します。
ピレノキシンの効果
白内障は、眼のレンズ部分にある水晶体が濁ってくる病気のことです。
白内障になると光が通らなくなるので、物がぼけて見えるようになってしまうため、日常生活に支障をきたしてしまいます。
白内障は特に高齢の方に多く見られ、老人性白内障と呼ばれています。
ピレノキシンの成分が含まれた目薬には、水晶体を曇らせる蛋白変性をおさえながら、白内障の進行を遅らせる効果があります。
進行しきってしまった白内障を改善するような効果はありませんが、初期の白内障で、まだ視力が保たれている場合によく用いられる成分です。
そのため、主に、初期老人性白内障と認められた場合にピレノキシンが含まれた目薬が処方されます。
ピレノキシンの利用方法
ピレノキシンの使用方法は、点眼薬(目薬)によって変わってきます。
一般的に処方される「カタリン点眼液」の場合は、錠剤を添付溶解液に用時溶解し、1回1~2滴を1日3~5回点眼。「カタリンK点眼用」では、顆粒を添付溶解液に用時溶解し、1回1~2滴、1日3~5回点眼。「カリーユニ点眼液」では、よく振り混ぜたのち、1回1~2滴、1日3~5回点眼と目薬のタイプや種類によって点眼方法や使用方法が異なります。
他にもジェネリック医薬品などで、ピレノキシンが含まれた目薬もありますが、それぞれ説明書どおりに使用するようにしてください。
ピレノキシンの副作用
初期段階の白内障の進行を抑えるのにとても効果のある成分ピレノキシンですがメリットだけではありません。
デメリットとしては稀に副作用が見られること。
長期使用においても副作用はほとんどありませんが、点が後に、まぶたの腫れや充血、刺激感、かゆみなどの症状を起こす場合があります。
もし、点眼後にこのような症状が現れるような場合は、点眼を止め、早急に受診するようにしてください。
白内障の予防について
ピレノキシンは初期の白内障にとても効果のある成分ですが、白内障の目薬は進行を遅らせるだけで効果的な治療が見込めるものではありません。
白内障の原因は大半が加齢によるもので原因もほとんどわかっているため、生活上の意識で、発症を予防することはできます。
サングラスやUVカット眼鏡、帽子などを用いて紫外線による光ダメージから目元を守る方法もありますが、水晶体のダメージの蓄積や、生活習慣の乱れが激しい人ほど、白内障の発症年齢が早くなる可能性があるので注意が必要です。
日々の生活に注意しながら、定期的に検査を受けて、眼の状況や視力を確認することもとても大切なことなので、白内障を発症しないように定期的に検査をするようにして下さい。
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まとめ
今回の記事では、ピレノキシンの効果から白内障との関係、ピレノキシンの利用方法に副作用まで詳しく紹介してきました。
今回の内容をまとめると、
- ピレノキシンは主に初期老人性白内障で処方される
- ピレノキシンには、白内障の進行を遅らせる効果がある
- ピレノキシンだけでは白内障の予防や改善はできない
ピレノキシンは、白内障と診断された方で、初期段階の方であれば進行を遅らせてくれるのでとても助かる成分ですが、白内障の根本的な症状を予防や治療できるものではありません。
そのため、白内障にならないためにも普段からしっかりと予防する必要があるので、気になる方は「超音波治療器MRフタワソニック」こちらも確認してみてくださいね。