生酵素はアルコールを分解しやすくする?その理由について詳しく解説

2019.06.17

ビール乾杯

生酵素を摂取することでアルコールを分解する力が増すのはご存知でしょうか?

生酵素はお酒を飲んだ後の酒臭さも消しながら、二日酔いになりにくくするパワーが秘められています。

今回の記事では、生酵素でなぜアルコールを分解できるのかについて詳しく解説します。

酵素とアルコールの関係性

お酒を飲むと、有害物質であるアセトアルデヒドを発生させます。

このアセトアルデヒドは、体内の「ALDH(アルデヒド脱水素酵素)」によって分解されるのですが、このALDHと呼ばれる酵素には、アルデヒドが低濃度のときに働く「ALDH2」と、高濃度にならないと働かない「ALDH1」の2種類があります。

お酒に弱いような方は、ALDH2を活性化させる力が弱いか欠けているんぼで、体内にアセトアルデヒドが貯まりやすくなってしまいます。

このお酒を分解する能力でもある酵素の力は遺伝するものなので、両親がお酒に強いか弱いかによって受け継がれます。

アセトアルデヒドを分解する酵素である ALDH2の欠損は、日本人の約4割に見られるのですが、アフリカ系やヨーロッパ系の人々にはほとんど見られません。

そのため、人種間でもお酒に強い、弱いはハッキリとわかれるのです。

アルコールを分解する生酵素

分解

お酒をよく飲むような方は、翌朝の頭痛やだるさ、吐き気、下痢、筋肉痛、不快感、食欲不振、喉の渇きなど何かしら体験したことがあるはずです。

これは、アルコールを分解する際に活性酸素が発生することで起こる症状です。

活性酸素は、健康な細胞にも影響を与え、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化などの原因ともなります。

特にアルコールを摂取すると、活性酸素を多く発生させてしまうので、過剰なアルコール摂取には注意が必要なのです。

生酵素には、活性酸素と結びついて害の少ない物質に変化させる力があります。

代表的なものには、スーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンといった3つの抗酸化酵素があります。

これらは、20代をピークとして体内で作る能力が徐々に低下してしまうので体外から生酵素を摂取することが大切です。

抗酸化酵素は主に、たんぱく質や亜鉛、鉄、銅、セレニウム、マンガンなどのミネラル類を原料として作られるのですが、「活性酸素」と戦う「活性酵素」を作り出してくれるのです。

つまり、生酵素を積極的に摂取することでアルコールを分解しやすい身体づくりが出来るのです。

アルコールは太る?

アルコールが原因となる肝臓障害の中で、もっとも多いと言われているのが「脂肪肝」です。

肝臓は通常の状態でも細胞の約10%に中性脂肪が蓄積されているのですが、これが30%以上になると脂肪肝と診断されます。

この脂肪肝は、アルコールを摂り過ぎることで脂肪酸から中性脂肪が大量に合成されてしまうため、脂肪肝を起こしやすくさせてしまうのです。

脂肪肝を発症させてしまうと、余分な中性脂肪などが血液中に流れ込んでしまい、動脈硬化などさまざまな病気や疾患を発症させやすくさせてしまいます。

カロリーフリーをアピールしたアルコール類も多くありますが、体重は増えなくても中性脂肪を合成させてしまうため、内臓脂肪を増加させて肥満の原因となるのです。

アルコール好きの方は生酵素を上手に取り入れる

胃のイラストにサプリ

アルコールが大好きな方は、体内に活性酸素を大量に発生させてしまいます。

通常であれば、身体の免疫機能として働くこともあるので重要な物質ではあるのですが、暴飲暴食などが原因で活性酸素が増えすぎてしまうと悪玉化されてしまい、正常な身体の細胞まで攻撃しはじめてしまいます。

このような状態になると、身体の老化を進行させてしまうので、見た目年齢よりも老けてみられるといった最悪な状態になってしまいます。

さらに活性酵素の過剰分泌は、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化などの原因ともなるので生命にも関わってきます。

アルコールも適度な量であれば気分を高揚させるといった効果があるのですが過剰摂取は禁物です。

それでもアルコールを摂取したいような方は、生酵素を積極的に摂り入れるようにしましょう。

生酵素には、活性酸素を減らすのに効果的な活性酵素を多く含んでいるのでアルコール好きの強い味方となります。

肝臓は、タンパクの合成や栄養分の代謝・貯蔵、胆汁の合成・分泌など多くの役割を持っている臓器なのですが、アルコールは肝臓に負担をかけ、身体を疲れやすくさせてしまいます。

あまりにも肝臓に負担をかけてしまうと肝臓の機能が低下して通常通り働かなくなってしまうこともあります。

そうならない為にも、アルコールを飲む前に生酵素サプリなどを飲むようにすることが大切です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、生酵素でなぜアルコールを分解できるのかについて詳しく紹介してきました。

生酵素には活性酵素がたくさん含まれているため、身体に摂取することでアルコールを分解する力が増すのです。

また、身体に悪影響を及ぼす活性酸素を除去する力も備えているのでアルコール好きの方は積極的に生酵素を摂り入れるようにして下さい。