白内障の自覚症状とは?自分でできる確認点まとめ
2021.09.27
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白内障には自覚症状があるのでしょうか?
水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気の白内障。さまざまなことが原因で発症するので、できることなら早期で発見し適切な治療を行いたいですよね。
この記事では、白内障の自覚症状について詳しく解説します。
白内障の自覚症状
白内障は発症する原因により、いくつかの種類に分類される病気です。
中でも特に多いのが、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する加齢性の「老人性白内障」です。
水晶体は、目の中でカメラのレンズのような役割を担っており、外から入ってきた光を網膜にピントを合わせる働きがあります。
もともとは透明な組織ですが、このレンズの役割を果たしている水晶体が白く濁ってくる病気が白内障なのです。
白内障は主に以下の自覚症状が起こります。
- 視力の低下
- 視界がかすむ
- 光が眩しく感じる
- 日中と夜間で見え方が異なる
- 物が二重に見える
- 近視が進行する
どのような症状なのか詳しく見てみましょう。
視力の低下
白内障の自覚症状で一番感じやすいのが、急激な視力の低下です。
白内障の進行によって水晶体の濁りが強くなってくると、濁りが入ってきた光を遮ってしまい、網膜に十分な光を目に届けることができなくなるため視力が低下します。
視界がかすむ
白内障の自覚症状で多いのに、視界がかすんで見える症状があります。
水晶体はカメラのレンズに例えられますが、汚れたレンズを通して見た被写体は、ぼやけて霞んで見えるのと同じで、白内障が進行することでレンズの役割を果たしている水晶体が濁り、視界がかすんだり、物がぼやけてみえたりの症状が現れ始めます。
光が眩しく感じる
白内障の症状が進行すると、光がいつも以上にまぶしく感じます。
これは、水晶体に濁りが生じてしまい、入ってきた光が乱反射して眩しく感じるためです。。
日中と夜間で見え方が異なる
老人性白内障は、水晶体の周辺部から濁り始めるため、瞳孔が小さくなる明るい所では自覚症状が無くても、瞳孔が大きくなる暗い所では、周辺部の濁りが光の通過を遮ってしまうので、物の見えづらさを感じることがあります。
そのため、日中と夜間で見え方が異なると感じるような方は、白内障を発症している可能性が高いと言えます。
物が二重に見える
白内障が進行してくると、片目で物を見た時に二重三重に見えることがあります。
これを単眼性複視と言い、角膜や水晶体に異常がある場合に起こる症状です。
白内障が進行し、水晶体に濁っている部分と透明な部分が混在すると、眼に入ってきた光がスムーズに通過できなくなるため、光が散乱して目に入ってくることになります。
これが原因で、物が二重三重に見えることがあるのです。
近視が進行する
白内障が進行すると水晶体が徐々に固くなりはじめます。
水晶体が固くなると屈折力が強くなるため、網膜よりも手前でピントが合う近視の症状が現れます。
白内障の自己チェック確認点
自分が白内障ではないかと少しでも不安を感じてはいませんか?
以下の自覚症状チェックシートで実際にチェックを付けて確認してみましょう。
診断結果
あなたのチェック数:
10個以上の方
自覚症状が10個以あります。
白内障の可能性も考えられるので早期に眼科を受診するようにしてください。
9個以下の方
現在、白内障の心配はありませんが白内障は早期発見や早期治療が大切なため、定期的に眼科を受診するようにして下さい。
※このチェックシートは目安です。
診断結果が必ずしも正しいとは限りませんので少しでも心配な方は早めに眼科を受診して下さい。
白内障の疑いは早期検査がおすすめ
ほかの病気と同様に、白内障の治療においても早期発見、早期対応が大切です。
白内障の自己チェックで自覚症状が多い方は、発症のシグナルを注視し、できるだけ早期に眼科を受診するようにして下さい。
白内障は、よほど進行しない限り目が完全に見えなくなることはありませんが、発見が遅れがちになる病気でもあります。
発見が遅れると、それだけ日常生活に支障をきたしてしまうので注意するようにして下さい。
まとめ
今回は、白内障の自覚症状について詳しく解説してきました。
この記事をまとめると、
- 白内障は多くの自覚症状がある
- 自覚症状チェックシートを上手に活用する
- 白内障の疑いは早期検査がおすすめ
白内障は本人が自覚症状を感じ取ることが大切ですが、ご家族の方々が症状にいち早く気づいてあげることも大切です。それにより早期での治療が可能となることもあります。