白内障の手術はどういう流れで行う?分かりやすく解説
2021.04.26
閲覧数ランキング
白内障は手術をおこなえば基本的には視力が回復する眼病です。
しかし、手術をするにも勇気がいりますし、どういう流れで手術をするのか、麻酔など使用せず痛みを伴うかなど、不安になる点は多いはず。
そこで今回は白内障の手術の流れについて紹介していきます。
手術前・手術当日・手術後の3項目にて簡易的に一連の流れを掲載しています。
白内障の手術前の流れ
- 視力検査・顕微鏡検査・眼底検査などで白内障の有無や進行具合を確認
- 手術内容・手術前後の注意点・術中術後の合併症について説明
- 手術3日前から抗生物質が含まれた点眼薬を点眼
白内障の手術当日の流れ
- 目の状態確認と事前の会計精算
- 手術室に入る前に、手術衣への着替えおよび散瞳点眼薬の使用
- 手術室に入る前後に、点眼麻酔などによる麻酔をおこなう
- 手術しに入ったら、眼の洗浄および専用ベッド周りを消毒
- 平均10分程度の手術を開始
白内障の手術後の流れ
- 手術が終わったら眼帯をして少しの休憩、その後帰宅(眼帯なしも可能)
- 自宅に帰宅後も少し休息を取る(ずっと寝ている必要はない)
- 術後翌日には眼帯を外して目の状態を確認する
- 数日間、いくつかの内服薬と点眼薬を処方して、使用する
- 術後数日間は一定間隔で来院し、目の状態を確認していく
- 術後1ヶ月後には来院の頻度も減り、通常通りの生活に戻れる
白内障の手術後の注意点
白内障の手術後は普段どおりに食事をおこなって大丈夫ですが、飲酒は医師の指示が出るまでは要厳禁ですので注意してください。
また、当日はお風呂に入ることができず、術後1週間程度は首から下のみ入浴、洗髪や洗顔もできない場合がありますので、この点も注意です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、白内障の手術の流れについて紹介してきました。
一般的な白内障手術の流れは分かっていただけたかもしれませんが、手術をおこなう眼科によってその流れは一部異なってはくるのであくまで参考程度に。
少なくとも近年の白内障手術は痛みを伴う手術ではないので、その点は安心してください。