白内障は食べ物で予防できる?効果的な栄養と食事とは

2018.12.24

家族の食事風景

白内障は眼球内にある水晶体と呼ばれるカメラのレンズのような役割をしている部分が白く濁ってしまう病気です。

加齢が原因であることが多く、未然に防ぐためにも日ごろの食生活にも気を付けなければなりません。

しかし食生活は意識をしなければ変えることは出来ません。

今回の記事では白内障に効果的な食べ物についてご紹介します。

白内障は食べ物で防げる?

白内障は糖尿病やアトピー性皮膚炎の合併症として起こることもありますが、白内障を発症している人の殆どは加齢が原因の加齢性白内障です。

白内障は水晶体が白く濁ってしまう病気で、完治するには手術で水晶体を砕いて眼内レンズと呼ばれる水晶体の代わりとなる特殊なレンズを眼内に挿入しなければいけません。

点眼薬による治療も行われていますが、進行を遅らせるためだけなので白内障を完全に治すことは出来ません。

もちろん食事療法による完治も出来ませんが、目に良いとされる食べ物を食べることは予防や症状の進行を遅らせることに繋がります。

もう白内障を患っているという方でもこれから食生活の改善を行う事は決して無駄なことではありません。

白内障以外も防げる!

白内障に効果があるとされている食べ物ですが、実は他の眼の病気にも効果があります。

白内障と並んでよく聞く目の病気の一つである緑内障も同様です。

失明の原因として有名な加齢黄斑変性を防ぐ効果もあるとして、近年では食事療法がとても注目されています。

毎日の食生活を変えて白内障だけでなく他の病気も未然に防いでいきましょう。

白内障に良い食べ物とは?

普段の食生活を見直してみると必ず足りない栄養素が出てきます。

人間に必要な栄養素は数多くなり、ビタミンに限って言えば全部で13種類もあります。

目に良い栄養素を正しく知って、目に良い栄養素が多く含まれている食べ物を効率良く摂取しましょう。

次は目に良い栄養素とそれらを多く含む食べ物について詳しくご説明します。

ビタミンC

ビタミンの中でも一番有名なのがビタミンCですよね。

水溶性ビタミンの一つで、骨や腱などの結合タンパク質のコラーゲンの生成に必須な成分です。

肌に良いとされていて、美容を気にする女性の中でも絶大な人気を誇っています。

目の老化防止や白内障の予防効果があるのはもちろん、貧血・筋肉減少・心臓障害・呼吸困難などの症状を引き起こす壊血病の予防にも効果があります。

美容面では皮膚のメラニン色素の生成を抑制したり、日焼けに強くする、ストレスや風邪に対する抵抗力を高めてくれます。

近年ではビタミンCno抗酸化作用が注目されていて、上記のような病気以外にもがんや動脈硬化の予防にも効果があると言われています。

ビタミンCは人の体で生成することが出来ないため、食べ物から摂取しなくてはいけません。

大人の一日の推奨摂取量は100㎎となっていますが、日ごろの食生活では意識しなければ満たすことは難しくなっています。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 ブロッコリー ピーマン イチゴ
含有量 160mg 80mg 80mg

ルテイン

ルテインはあまり聞き馴染みのない成分ですが、実は目に良い成分として注目されています。

ルテインはカルテノイドと呼ばれる黄色色素の一種で、緑黄色野菜に多く含まれている成分です。

黄色色素の働きは網膜に有害な働きをする青色光を吸収し、活性酸素を取り除いてくれます。

活性酸素を取り除く作用のことを「抗酸化作用」と呼んでいます。

この成分は紫外線を浴びると減少してしまうため、目に紫外線が当たることで目の老化が進んでしまうのです。

さらに体内で生成することが出来ないので食事やサプリメントから補うことが重要になります。

一日の摂取目標は6~10mgと言われていますが、平均的な摂取量は1~2mg程度で殆どの人は摂取目標に届いていません。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 パセリ ほうれん草 かぼちゃ
含有量 10.1mg 10.2mg 1.2mg

アントシアニン

ブルーベリーに多く含まれていることで有名なアントシアニンはルテインと似たような働きをする成分です。

目で見る際にはロドプシンと呼ばれる目の網膜にある紫色の色素に光が当たることで脳へ信号が送られ、初めて「見る」ことが出来ます。

ロドプシンが光へ当たると一度ビタミンAへ分解され、もう一度ロドプシンへ再合成されます。

そのため長時間目を使い続けるとロドプシンの量が減少してしまい、目が悪くなってしまいます。

そこで登場するのがアントシアニンなのですが、このアントシアニンは網膜に張り巡らされた毛細血管の保護や強化、角膜や水晶体などに含まれるコラーゲンを安定させます。

目全体の働きをサポートしてくれるアントシアニンは眼精疲労回復、視力改善作用があるため多くのサプリメントが開発されています。

日本国内でアントシアニンの厳密な摂取目標については定められていませんが、常に眼精疲労を感じている方や目について不安をお持ちであればサプリメントで積極的に摂取することをおすすめします。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 ブルーベリー 紫キャベツ サクランボ
含有量 386mg 322mg 122mg

ビタミンB1

水溶性ビタミンの一つであるビタミンB1は糖質からのエネルギーを生み出す際に必須となります。

さらに皮膚や粘膜を維持するためにも必要で、糖質をエネルギーとして動いている脳には特に必要な成分です。

ビタミンB1が不足すると全身がだるくなったり疲れやすくなる、食欲不振といった症状が現れます。

最近疲れやすくなったり疲労が溜まっているという方はもしかしたらビタミンB1が不足しているのかもしれません。

近年ではインスタント食品の普及によってビタミンB1が不足する人が増えているため注意が必要です。

日本では一日の摂取目標は1㎎~1.4mgと定められていますが、平成27年国民健康・栄養調査による日本人の平均摂取量は0.86mgと不足しがちです。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 豚ヒレ 焼きのり 玄米
含有量 1.3mg 1.1mg 0.54mg

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質の代謝を助け、エネルギーを産生する効果や細胞を成長させたり正常に働かせるのに欠かせないビタミンです。

加算か脂肪酸を分解する働きもあり、人体には必要不可欠なビタミンの一つです。

水に溶けやすい水溶性ビタミンなので摂取することが難しいのが現実です。

ビタミンB2が不足すると肌荒れ・口内炎などの原因になってしまい、こどものビタミン不足は発育不良にも繋がります。

ビタミンB2は全ての代謝に関わっているため、不足すると全身に悪影響を及ぼし、目にも影響が出てきます。

一日の摂取目標は1~1.4mg程度と言われていて、過剰摂取をしても尿と一緒に排出されるのでサプリメントなどで摂取しても問題はありません。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 牛レバー 干しシイタケ 納豆
含有量 3mg 1.7mg 0.56mg

ビタミンA・βカロチン

ビタミンAは脂溶性ビタミンで、水には溶けない性質を持っています。

植物から得られるβカロチンを摂取すると小腸でビタミンAに変換されます。

そのようなビタミンAですが、主要な働きは目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりするのが主です。

ビタミンAが不足すると角膜や結膜上皮が乾燥してしまい、角質化してしまいます。

結果的に夜盲症を始めとした目の疾患になりやすくなってしまうのです。

過剰摂取も禁物で、過剰症状として頭痛や口唇炎、脱毛症、食欲不振、筋肉痛などの身体異常が起こります。

一日に1800I.U.が理想だといわれていますが、摂取する際は過剰摂取にならないように注意してください。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 鶏レバー うなぎ蒲焼 パセリ
含有量 47000I.U. 5000I.U. 4200I.U.

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を高める役割を担っています。

カルシウムは身体を作るのにとても重要な成分ですが、ビタミンDと併せて摂取する事でより効率良くカルシウムを体に取り入れることが出来ます。

カルシウムは骨を作るだけでなく筋力にも関係していて、ビタミンDは身体を作るのに欠かせないビタミンだといえるのです。

目の機能を活性化させる効果もあるためお年寄りには特に積極的に摂取していただきたいビタミンです。

食品から取り入れる以外にも日光浴によって皮膚から作りだすことが出来ますが、効率良くビタミンDを取り入れるのにはやはり食事からが一番です。

一日の摂取目標は100I.U.と、とても低く誰でも簡単にクリアが出来ます。

毎日食べることが大切なの含有量の多い食品を積極的に食べてみましょう。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 マイワシ カツオ サンマ
含有量 530I.U. 420I.U. 340I.U.

ビタミンE

強い抗酸化作用があるビタミンEは生体膜の機能を正常に保つ効果やLDLコレストロールの酸化を抑制する効果があります。

細胞の酸化を防ぐ効果もあるため老化防止効果も期待できます。

非常に優秀なビタミンですが体内に蓄積しにくい特徴があるため、毎日の食生活でバランスよく摂取することが重要です。

ビタミンEは過剰に摂取しても体内に残りにくいので過剰症状は出ないと考えられていますが油断は禁物です。

一日の摂取目標は6.5mgとなっていて、平均的には摂取が出来ています。

ビタミンEは野菜類や魚介類などに多く含まれていますので、ほかのビタミンを摂取するついでに摂取出来ていることが多いです。

主な食品と100g当たりの含有量
食品 アーモンド 抹茶 ヘーゼルナッツ
含有量 31.1mg 28.2mg 22.6mg

サプリメントで栄養を補助できる!

サプリメントの中から飛び出す食材
上記のような栄養素を毎日摂取しようと思ってもなかなか続かないものです。

中にはめんどくさくなって途中で辞めてしまう人も居るほどです。

そんな人におすすめなのが上記のようなビタミンをサプリメントで補うことです。

サプリメントは健康補助食品として販売されていて、インターネットやドラッグストア、デパートなどで簡単に入手が可能です。

過剰摂取にならないように気を付けながらサプリメントを飲めばより健康的になれるでしょう。

白内障に良くない食品

サプリメントを飲んだり栄養素を考えた食生活を送って健康に気を付けていても知らない間に白内障の症状を進行させるような良くない食品を食べている可能性があります。

目に良い食品だけでなく、どういった食品が目に悪影響を及ぼすのかしっかりと把握することが大切です。

でも目に悪い食品なんて知らないのが現実ですよね。

どのような商品が目に悪いのか、白内障に良くないのか詳しく見ていきましょう。

乳製品

乳製品が目に悪いと聞くと意外だと思われがちですが、目に悪い食品として代表的な存在です。

乳製品には乳頭と呼ばれる成分が多く含まれていて、体内に入ることで分解されてガラクトースと呼ばれる単糖になります。

その単糖が体内へ必要以上吸収されると水晶体に蓄積されます。

白内障の原因でもあるといわれていて、必要以上に乳製品を摂取することは白内障の発症・悪化に繋がります。

チーズやヨーグルト、牛乳が好きだという方は摂取しすぎないようにしましょう。

糖分

甘い物が大好きな人も多いかと思いますが、糖を分解する際にビタミンB2やカルシウムと言った栄養素を多く消費します。

糖分を摂取すればするほど必要となるビタミンが多くなってしまい、目の健康を維持するために必要なビタミンが失われてしまいます。

ビタミンを摂取することも大切ですが、あまり消費させないように糖分もなるべく取らないようにしましょう。

酸化させる食品

体を若く維持させるためには抗酸化作用のある食べ物を摂取することが大切です。

体を酸化させないための食品ですが、その逆で体を酸化させてしまう食べ物も存在します。

主に脂っこい食事やインスタント食品、コンビニ弁当などが体を酸化させてしまいます。

日々の生活が忙しくて外食や中食ばかりだという方は特にご注意ください。

白内障に良くない生活習慣

既に白内障を発症している人も発症していない人も上記のような食品を多く摂っている方はとても危険です。

白内障は進行性の病気で、初期段階であれば点眼薬による治療で進行を遅らせることが出来ますが治すことは出来ません。

そのため日々の食生活から改善しなくてはなりません。

毎日外食をしていたり、忙しいからとコンビニのお弁当やカップラーメンを食べているのでは健康を害する恐れがあります。

また、甘い物が好き・疲れていると食べたくなってしまうという人も自分を律してなるべく糖分は取らないようにしましょう。

食生活だけでなく生活習慣も変える必要があります。

出かける機会が多い人は紫外線が目に入らないようになるべくサングラスをしたり、スマートフォンやテレビなどのブルーライトをカットしてくれるメガネを使うことが大切です。

視力を意識する人は多いですが、目の健康意識する人は少ないので目に負担がかからないように生活をしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

白内障は一度発症すると手術をすることでしか回復出来ないため、日ごろの食生活から予防をすることが大切です。

目の健康を維持するためには多くの食品が必要となりますが、目だけでなく健康を維持するために必要不可欠です。

普段は意識していない方も白内障をきっかけに是非食べ物から変えてみてください。

まとめると、

  • 目に良い栄養素を摂取する
  • 糖分や酸化させる食品などは食べない
  • 白内障を完治させたい場合は手術を受ける

白内障は放っておくと失明に至る恐ろしい病気なので白内障を完全に治したい方は眼科医にご相談ください。

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