白内障と乳製品の関係性について解説

2021.09.05

白内障と乳製品の関係性について解説

白内障は、加齢を筆頭に、紫外線への暴露など、さまざまな要因で発症します。

また、白内障は糖尿病やアトピー性皮膚炎の合併症として発症する場合もあります。

そのほかに、実はあまりよく知られていない白内障を促進させてしまう食べ物もあります。

知らず知らずのうちに、私たちは白内障へと近づいていっているのかもしれません。

この記事では、白内障と乳製品の関係についてご紹介しています。白内障を防ぐために、ぜひ読んでみてください。

乳製品が白内障の原因になる

白内障は、さまざまな原因で発症しますが、食べ物の中にも白内障の原因になるものがあることは、あまり注目されていません。

塩分や油が多く含まれているインスタント食品や、砂糖がたっぷり含まれているジュースは、白内障の原因になり得ます。

これらは、私たちの多くが毎日のように摂取していますが、もうひとつ、摂取することで白内障になってしまうかもしれない食品があります。それが乳製品です。

乳製品が白内障の原因になってしまうわけ

乳製品を摂取すると、乳製品は体の中で分解され、ガラクトースという単糖に形を変えます。

このガラクトースは体が吸収してくれます。ただ、ガラクトースをエネルギーであるグルコースに変えられるのは赤ちゃんだけです。体が吸収してくれても、大人はガラクトースをグルコースに変えてくれる酵素を持ちません。

そのため、赤ちゃんのように、このガラクトースをエネルギーに変えられないのです。

乳製品を摂取しすぎてしまうと、吸収しきれなかったガラクトースは体内を渡り歩きながら、最終的には目の水晶体の部分にたまっていってしまいます。このガラクトースの蓄積が、白内障の原因になるというわけです。

若年層の白内障患者さんの多くは、このガラクトースが原因で白内障を発症したのではないかと考えられています。白内障は、遺伝的な問題で発症することもありますが、若年層に見られる白内障の原因は遺伝ではなく、ほとんどが乳製品を過剰摂取した結果だといえるでしょう。

乳製品は、過剰摂取しなければ問題ない

ただし、乳製品が白内障の原因になるとはいっても、それは過剰に摂取するからで、適量を摂取するだけならまったく問題ありません。

大人の場合、男女どちらでもミルク200ml程度が適量とされているので、覚えておきましょう。

まとめ

牛乳やヨーグルトを毎日欠かさず、しかもたくさん摂取してしまうと、水晶体にガラクトースが蓄積されることにより、白内障を発症するリスクが高まります。

乳製品は、適量の摂取を心がけましょう。