不同視(ガチャ目)で白内障手術を受ける場合の注意点とは
2021.04.28
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みなさんは、ガチャ目と呼ばれる目の症状をご存知ですか?
正式には不同視と呼ばれていますがお子さんをお持ちの方には、決して捨て置けない症状ですから、是非チェックしてみてください。
白内障とも関連性があるのでその点も紹介していきます。
不同視とは(ガチャ目)?
不同視(ふどうし)とは、近視や遠視など左右の目に大きな視力差があることを言います。
左右の視力が均一でないことから「ガチャ目」なんて呼ばれ方もしています。
メガネを作る際などにレンズの度数を調べますが左右の屈折状態が2D(ディオプトリー)以上差があると、不同視という診断が下されます。
また、その差が大きいほど不動市の程度も重くなるのが特長です。
不同視(ガチャ目)で白内障手術を受ける場合の注意点
白内障の進行は必ずしも両目とも同様に進行するというわけではありません。
例えば、片目だけ白内障の進行が早い方だっています。
通常であれば白内障の進行が早い目に対して白内障手術をおこないますが、そうすると手術をおこなわない目との視力差が生まれてしまい不同視に繋がる可能性があるんです。
両目との視力に乖離が生まれないためにも進行が早い目と同じくらい、もう片方の目が進行するのを待ってから白内障手術をおこなうなど、タイミングが大切です。
なので、医師と一緒に適切な手術タイミングを検討してみてください。
不同視とは(ガチャ目)を放置すると
不同視は、小児の全体5~6%程度に見られる症状なのですが、小さなお子さんをお持ちだと不同視に気づかず長期間放置してしまうケースがありがちです。
それこそ、視力検査が正しく診断されていない、お子さん自身に自覚症状がない、要精密検査と診断されても眼科を受診しないなどの要因で検診のタイミングを逃しがち。
しかし、放置しすぎることで目に対して主だった問題はないものの、視力発達が期待できない不同視弱視になる可能性があるので、早期的な検査が必要です。
早期的な発見ができれば小学校入学の段階までには通常と遜色ないレベルへの回復を期待できるので、少しでも怪しいと思ったらすぐに眼科へ来院してください。
不同視とは(ガチャ目)の治療
不同視の治療方法には、視力が良い目に対してアイパッチなどで遮蔽して、視力が悪い目を強制的に使うようになる状態を作り出すことです。
基本的には、メガネやコンタクトレンズを用いた矯正方法にて、両目が均一になるよう改善を図っていきます。
まとめ
■不同視とは、近視や遠視など左右の目に大きな視力差があること
■不同視が原因で白内障の手術を妨げる可能性がある
■小児の全体5~6%に見られる症状
いかがでしたか? 今回は、不同視について紹介してきました。
不同視を発症していると白内障の手術もスムーズに進まくなることが分かったはず。
自覚しにくい眼病というのもあって、出来る限り早期に発見をしたいものです。
不同視と同様の症状に心当たりがある方はすぐにでも眼科を受診してください。