緑内障はどうやって治す? その治療法を解説

2019.11.10

緑内障

中高年の方々を中心に見られる緑内障と呼ばれる目の病気。

予防対策が難しい病気でも知られていますが果たしてどのようにして治療していくのか?

今回はそんな緑内障の治療方法を紹介していきます。
はせて緑内障の種類・症状・検査方法なども掲載しているので参考にしてみてください。

緑内障の種類

2種類

緑内障には、続発緑内障と原発緑内障の2種類に区分することができます。

続発緑内障は、他の病気が原因で発症してしまう状態。
原発緑内障は、原因がはっきりと分からない状態を指しています。

また原発緑内障は、開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障の2種類に区分することができます。

開放隅角緑内障は、線維柱帯が目詰まりして房水が流れにくくなる状態。
閉塞隅角緑内障は、隅角が狭くなって閉塞して房水が流れにくくなる状態を指しています。

基本的に緑内障を患っている方々の90%前後は原発緑内障だと言われています。
またその原発緑内障でも視野障害の狭くなる開放隅角緑内障を患うケースがほとんどです。

緑内障の症状と進行

緑内障とは、視界が徐々に狭くなっていく症状を指す病気です。

かなりゆっくりと症状が進行していくので末期にならないと自覚症状を持てないのが特徴。

基本的に片方から視界不良になっていき、両方の眼が同時に視界不良になることは稀です。

そんな緑内障には視野障害と暗転と呼ばれる2種類の症状が存在します。

視野障害は、眼の見える範囲が狭くなっていく状態。
暗転は、視野の一部が見えない状態を指しています。

いずれも症状が末期になるまで自覚症状を得ることは難しく、最悪な場合は失明にもなり得る可能性がある恐ろしい病気です。

症状の進行は、初期・中期・末期に分かれています。

初期では、眼に2割程度のもやがかかっている状態。
中期では5割、末期では9割以上のもやがかかっています。

緑内障の治療の種類

目の診察

緑内障における治療というのは視野を回復させるということではありません。

なぜなら緑内障で失ってしまった視力を取り戻すことは難しいからです。

なのでこれ以上症状が進行しないよう抑えるための治療をおこなっていく必要がありますが、一般的には一定値に近づけるよう眼圧を下降させる治療をおこないます。

具体的には下記のような治療方法があります。

薬物療法

「眼圧が高い状態」というのは房水と呼ばれる液体が眼球内に溜まっているためにあります。

この房水は風船のような存在として眼球に弾力を与えてくれていますが、緑内障の症状を抑えるためにもその房水の量を減らす必要性があります。

薬物療法では、主に点眼薬を中心に内服薬などいくつかの薬で治療をおこないます。
まずは1種類の薬から始めて症状の緩和具合によって服用する薬の数を増やしていきます。

レーザー治療

最初は点眼薬を使った薬物療法から始まることが多いですが、それでもダメだった場合にはレーザー治療に移ります。

レーザー治療でおこなうことは薬物療法と同様で房水の排出を促進させて、緑内障の原因にもなっているであろう眼圧の高さを緩やかにしていきます。

手術

点眼薬やレーザー治療でも房水の流れを促進できなかった場合には手術の検討が必要です。

手術では、房水の流れを妨害している部分を切開したり、房水の産生を抑えて眼圧の高さをコントロールできる状態にします。

緑内障の検査

検査方法には、眼圧検査・隅角検査・眼底検査・視野検査が存在します。
それぞれどのような検査をおこなっていくのか見てみましょう。

眼圧検査

緑内障は、なにが原因で発症するかわからないと言われています。
それでも1つの要因として眼圧の高低差が挙げられます。

眼圧検査では、眼の表面に測定器具をあてるなどして圧を測っていきます。

緑内障では、眼圧が異常に高いと症状の疑いが持たれますが仮に検査結果で眼圧が異常値を示したとしてもそれだけで緑内障だと言うことはありません。

また血圧と同様に1日のうちで高いときと低いときの差が生じるのも眼圧の特徴です。

隅角検査

隅角検査では、点眼麻酔をした上で隅角鏡という専用レンズを使って隅角の広狭を確認していきます。

この検査は、冒頭でも説明した緑内障の種類を判定するために必要なものです。

眼底検査

眼底検査では、眼に光を照射して視神経乳頭部の変化を見ていきます。

これをすることによって視神経がどれくらい傷を負っているのかを確認していきます。

視野検査

視野検査は、緑内障の症状にもある視野障害や暗転の進行具合を判断するために必要です。

具体的には、検査器具の前に座って眼を動かさずにそこに映る小さな光を見ていきます。

緑内障の自覚症状

緑内障の恐ろしいのが自覚症状を得にくいところにもあります。

自覚症状があればまだ早期的に治療をおこなっていくことも可能ですが、自覚をすることができない以上は実質症状の進行を悪化させてしまうことに他なりません。

緑内障を予防する方法

カシス
緑内障を予防するためにはさまざまな方法があります。

それこそ食べ物であれば青菜類やカシスが効果的とされています。

生活習慣であれば喫煙・自律神経失調・糖尿病・高血圧などに注意する必要があります。

これに加えてさらに超音波治療器という方法も効果的です。

超音波治療器とは、眼にあてて眼球から脳まで超音波を届けて眼細胞や視神経を活性化させるためのもの。

活性化することで「眼の視神経や筋肉をほぐす効果」や「視神経の異常を緩和させる効果」などを期待することができます。

あくまで予防対策なので緑内障が発症する段階の前であればこれを利用することで視力回復を期待することもできるでしょう。

個人差はあれど視力が0.5→1.5になるような劇的な変化を与えるものではありません。
しかし、0.5→0.8くらいの変化であれば現実的に可能な治療器具です。

副作用もなく1日5~10分程度の利用でOKなので身体的な害を心配する必要もなく、厚生労働省が認可している治療器具なので確かな信頼と実績を有しています。

いきなりこんな商品を利用することに抵抗感を抱くことが普通だと思いますが、下記リンクで紹介している超音波治療器であれば無料モニターで試すことができます。

https://campaign.mr1010.co.jp/

まとめ

  • 緑内障は、徐々に視界が狭くなっていく病気。
  • 初期・中期・末期と段階的に症状が悪化していく。
  • 治療には、薬物療法・レーザー治療・手術といった方法がある。
  • 検査には、主に4種類の方法がある。
  • 緑内障は自覚症状を得にくい病気。

いかがだったでしょうか? 緑内障の治療方法について理解できたでしょうか。
先にも紹介したように一度緑内障を患ってしまうと視力を回復させる方法はなく、抑える以外の改善方法がありません。

必ずしも中高年層だけが患う病気でもなく、若年層でも発症するおそれはあります。
それこそ現代社会において若年層のストレスや喫煙も問題視されています。

なので若年層の方々も自分だけは大丈夫とは考えずに常日頃から目を大事にするように心がけてください。