網膜静脈閉塞症とは？その症状や原因、予防法を解説

2020.04.15

網膜静脈閉塞症という病気をご存知でしょうか？

眼病の中でも糖尿病網膜症と並ぶほど代表的な病気なのですが果たしてどのようなものでしょうか。

今回は、そんな網膜静脈閉塞症の症状や発症の原因、馳せて治療方法や予防方法も紹介していきます。

網膜静脈閉塞症とは？

網膜静脈閉塞症は、網膜にある静脈が閉塞することで網膜への血流が途絶えた状態になります。

この静脈が閉塞することで網膜静脈分枝閉塞症と網膜中心静脈閉塞症の2種類に分類されるのが網膜静脈閉塞症の特徴です。

網膜静脈閉塞症の症状

網膜静脈閉塞症は、静脈が閉塞した際の部位によってその重症度が異なります。

網膜中心静脈閉塞症だと急激な視力を伴う可能性があります。

一方で網膜静脈分枝閉塞症なら自然治癒できるレベルの症状でとどまる可能性も高いです。

もちろん網膜静脈分枝閉塞症でも著しく視力が低下するレベルの症状を引き起こす可能性もあります。

いずれにしても医師による判断のもと適切な治療方法を検討することが大切です。

網膜静脈閉塞症になる原因

網膜静脈閉塞症は、高血圧・高脂血症などと深い関係があるとされており、40歳以上での有病率が高い病気です。

これは高血圧によって、血管がダメージを受けて動脈硬化に影響を及ぼすことに起因しています。

他にも血管自体が炎症を起こして発症したり、糖尿病のような血液の粘性が増す病気を患っている方も発症しやすいです。

さらには緑内障にも発症リスクがあり、生活習慣にも関係性があることが分かっています。

網膜静脈閉塞症の検査の方法

ここでは網膜静脈閉塞症の検査方法について紹介しましょう。

具体的に検査をおこなう場合には視力検査・眼底検査・蛍光眼底造影・OCTなどが挙げられます。

いずれの検査も症状の軽重を判断するために必要で、その後の治療方針や治療経過に対しても重要な役割を果たします。

網膜静脈閉塞症の治療

治療方法は静脈が閉塞した部位によって、症状が異なる点から治療方法もまた異なります。

主な治療方法は、抗VEGF薬・レーザー光凝固・ステロイド療法などが挙げられます。

これら治療方法以外には、生活習慣の見直しや自然治癒なら経過観察を取り入れるなどの対策が大切です。

また、網膜静脈閉塞症が重症化している場合には手術することも検討しなければなりません。

網膜静脈閉塞症の手術についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、詳しく知りたい方はこちらの記事もご確認下さい。
⇒網膜静脈閉塞症は手術で治せる？その治療法を解説

網膜静脈閉塞症の予防法

ここまで網膜静脈閉塞症の症状・原因・検査方法・治療方法について紹介してきました。

そんな網膜静脈閉塞症で予防する方法があったらいいと思いませんか？

あくまで予防なので治療とまではいきませんがそれでも便利なアイテムがあるんです。

それがえむあーる社が提供している超音波治療器『MRフタワソニック』。

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まとめ

■網膜静脈閉塞症は、網膜にある静脈が閉塞することで網膜への血流が途絶えた状態を指す病気
■網膜静脈閉塞症は、静脈が閉塞した際の部位によってその重症度が異なる
■網膜静脈閉塞症は、高血圧・高脂血症などと深い関係があるとされている
■検査方法には、視力検査・眼底検査・蛍光眼底造影・OCTなどがある
■治療方法には、抗VEGF薬・レーザー光凝固・ステロイド療法などがある

いかがだったでしょうか？ 網膜静脈閉塞症について理解を深めることはできたでしょうか？

患った網膜静脈閉塞症が網膜静脈分枝閉塞症だった場合には、自然治癒の可能性も高いだけに軽視しがちな病気でもあります。

しかし、症状が重症化すると手術しても再発して思ったように完治できないこともあるので必ず医師の診断のもと適切な治療プランを計画しましょう。