酵素サプリと生酵素サプリの違いとは?選び方まで詳しく解説

2019.06.20

酵素・エンザイム

酵素サプリと生酵素サプリにはどのような違いがあるのでしょうか。

健康に良いということで酵素ブームとなっている中、様々な酵素サプリや酵素ドリングが販売されていますが、「生」が付くものと付かないものがあります。

この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

そこで今回の記事では、酵素サプリと生酵素サプリの違いについて解説します。

酵素サプリと生酵素サプリの違い

酵素サプリや生酵素サプリ、酵素ドリンクや生酵素ドリンクと「生」の文字が付くものと付かないものがあります。

この生の文字が付かない酵素サプリなどは、工場で培養された人工酵母で合理的に酵素を大量生産したもので、天然酵母により自然培養された生の酵素に比べると、栄養価が低いといった特徴があります。

また、65℃以上の熱を加えて殺菌する事が「食品衛生法」で定められているため、熱に弱い酵素は、生産段階で酵素の力の多くが失われてしまいます。

酵素ドリンクは商品の原価や瓶やパッケージのコスト、輸送コスト、保管コストなどが他のサプリメントやドリンクと比べて高いので、販売価格も高くなってしまいます。

そのため、生が付かない、大量生産しやすい酵素サプリや酵素ドリンクが多く出回っているのです。

つまり、「生」の文字がつく生酵素サプリは、熱を加えずに粉末加工した酵素の力が十分に生きているものをハードカプセルに詰めたもの。

酵素サプリと生酵素サプリにはこのような違いがあるのです。

健康に大切な3つの酵素

3本指
ヒトの健康に関わる重要な酵素には3つの酵素があります。

  • 消化酵素
  • 代謝酵素
  • 食物酵素
    • 具体的にどのような酵素なのか詳しく見てみましょう。

      消化酵素

      消化酵素は、食べた物を消化しやすくするための酵素のことです。

      体にとても重要な酵素で、消化酵素がしっかりと働くことで分解されて身体に必要な栄養素を吸収しやすくしてくれます。

      つまり消化酵素は、体が動くエネルギーの源とも言える存在なのです。

      代謝酵素

      代謝酵素とは、消化酵素の力で栄養素がエネルギーになった後に身体の中で働かせる酵素のことを言います。

      代謝酵素は生命活動を維持するために重要な酵素で不足すると体調不良などのさまざまな症状として現れます。

      食物酵素

      食物酵素は新鮮な野菜や果物などの発酵食品に含まれた酵素です。

      食物酵素は、食べたモノの消化をサポートしたり、身体の中で働く消化酵素の無駄使いを制御したりしてくれます。

      食物酵素は、健康を維持したい方、美容にいい成分を摂りたい方、ダイエットを成功させたい方に適した酵素ともいえます。

      酵素サプリの選び方

      選び方

      酵素サプリを選ぶときは、加熱処理していない生きた生酵素(生酵素サプリ)を選ぶようにしましょう。

      原材料にもこだわり、品質や安全性にこだわっているサプリが良い酵素サプリと言えます。

      種類豊富な野菜や果物など、素材を切らずに丸ごと使う事によって、素材本来の豊富な栄養分を少しも逃さないような製法で作られている酵素サプリもおすすめです。

      また、酵素の中で最も有名ものに、「アミラーゼ」という消化酵素があります。

      胃腸薬の主要成分でもあるアミラーゼは、人間の唾液の中にも含まれる酵素で、ご飯を噛んでいると甘くする働きなどもあります。

      この消化酵素を多く含有している生酵素サプリも良いサプリと言えます。

      NGな酵素サプリとは?

      逆におすすめできない酵素サプリはどのようなものがあるのでしょうか。

      生がつかない酵素サプリが全くダメという訳ではありませんが、多くの栄養素をカラダに摂り入れられるようにできるだけ加熱処理をしているものは避けるようにしましょう。

      また、製造元が確認できないような安全性に不安があるもの、定期購入などがあっても、なかなか解約ができないような縛りのあるようなものは避けた方が良いです。

      自分の目的に合わせて選ぶ

      酵素サプリでも生酵素サプリでも選ぶときは自分の目的に合わせて選ぶようにしましょう。

      酵素には、腸内環境を整えながら美容効果のあるもの、ダイエット効果のあるもの、健康効果があるものとさまざまなサプリがあります。

      他にも毎日続ける方向けのコストパフォーマンスの良いサプリメントなどもあります。

      同じ生酵素であっても、ニーズに合わせて特徴に差がでてくるので、ご自身の目的をしっかりとしてサプリメントを選ぶようにして下さい。

      まとめ

      いかがでしたか?

      今回は、酵素サプリと生酵素サプリの違いについて紹介してきました。

      「生」の付かない酵素サプリは一般的に、加熱処理をされている工場で培養された人工酵母で合理的に酵素を大量生産したもので、天然酵母により自然培養された生の酵素に比べると、栄養価が低いサプリがほとんどです。

      全てがすべて該当するというわけではありませんが、生のものに比べると栄養価は低いと考えられます。

      酵素サプリを選ぶ際は、この点をしっかりと理解した上で購入するようにして下さい。