【獣医師監修】ピレノキシン点眼液は犬に使える?効果や注意点を解説!
2025.02.15
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犬の目が白く濁ってきたら「白内障かも?」と心配になりますよね。
白内障の進行を抑えるために 「ピレノキシン点眼液」 を使いたいと思う飼い主さんも多いはず。
でも、そもそも 犬にピレノキシン点眼液を使っていいの?効果はあるの? と気になりますよね。
この記事では、ピレノキシン点眼液の効果や注意点、犬の白内障治療について詳しく解説 していきます!
1. ピレノキシン点眼液とは?
1-1. 白内障の進行を抑える点眼薬
ピレノキシン点眼液は、白内障の進行を遅らせる 目的で使われる目薬です。
一般的には 「カタリンK点眼液」 という名前で人間用に処方されます。
1-2. 白内障はどう進行する?
犬の白内障は 水晶体(目のレンズ部分)が白く濁る 病気で、進行すると視力が低下します。
シニア犬に多く見られますが、若い犬でも遺伝や糖尿病が原因で発症する こともあります。
白内障が進行すると 失明のリスク もあるため、早めのケアが大切です。
2. ピレノキシン点眼液は犬にも使えるの?
2-1. 基本的には「人間用」だけど犬にも処方されることがある
ピレノキシン点眼液は、もともと人間の白内障治療のために作られた薬です。
ただし、獣医師の判断のもとで犬にも処方されることがあります。
2-2. 効果は「進行を遅らせる」だけ
ピレノキシン点眼液は 白内障を治す薬ではなく、進行を抑えるためのもの です。
すでに進行している白内障を 治療することはできません。
「目薬をさせば治る」と思われがちですが、あくまで 予防や進行抑制のためのサポート として考えましょう。
2-3. 効果には個体差がある
犬の体質や白内障の進行具合によって、ピレノキシン点眼液の効果には個体差があります。
「効いた!」という声もあれば、「あまり変わらなかった」という声もある のが現実です。
3. 犬にピレノキシン点眼液を使う際の注意点
3-1. 必ず獣医師の指示を受けること
人間用の薬を犬に使う場合は、必ず獣医師に相談 してからにしましょう。
自己判断で使用すると、副作用や誤った使い方のリスク があります。
3-2. 1日3~4回の点眼が必要
ピレノキシン点眼液は、1日3~4回 点眼する必要があります。
犬の目に直接さすのは難しいことも多いので、無理なく続けられるか を考えておきましょう。
3-3. 効果が感じられない場合は治療方法を検討
もしピレノキシン点眼液をしばらく使っても変化がない場合は、
別の点眼薬や白内障手術など、他の治療法を検討する必要がある かもしれません。
4. 犬の白内障を進行させないためのポイント
白内障を進行させないためには、点眼薬以外の対策も重要 です!
4-1. 抗酸化成分を含むフードを与える
白内障の原因のひとつは「酸化ストレス」といわれています。
抗酸化作用のある栄養素を摂取することで、目の老化を防ぐ 効果が期待できます。
✅ おすすめの栄養素
- ビタミンC(ピーマン・ブロッコリー)
- ビタミンE(アーモンド・ひまわりの種)
- ルテイン(ほうれん草・ケール)
- オメガ3脂肪酸(青魚・亜麻仁油)
犬用のサプリメント もあるので、気になる場合は獣医師に相談してみてください!
4-2. 紫外線対策をする
紫外線は白内障の進行を早めるといわれています。
日差しの強い日は、直射日光を避けたり、サングラス(ドッグゴーグル)を活用するのもおすすめ です。
4-3. 定期的な眼科検診を受ける
白内障は 進行度によって治療法が変わる ので、
早期発見・早期対策のために 定期的に獣医師の診察を受けることが大切 です。
5. まとめ|ピレノキシン点眼液は犬の白内障に効果がある?
✅ ピレノキシン点眼液のポイント
- 白内障の進行を抑えるが、治す薬ではない
- 獣医師の指示のもとで使用することが大切
- 効果には個体差があるため、様子を見ながら判断
✅ 白内障の進行を防ぐためにできること
✔ 抗酸化成分を意識した食事をとる
✔ 紫外線対策をする
✔ 定期的な眼科検診を受ける
「目が白く濁ってきた?」と思ったら、早めに獣医師に相談するのがベスト です!
大切な愛犬の視力を守るために、正しい知識を持ってケアしていきましょう。