雪目・電気性眼炎について解説
2020.12.16
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みなさんは、雪目・電気性眼炎と呼ばれる眼病をご存知でしょうか?
主に、アウトドアが好きな方々にもっとも注意をはらっていただきたい病気なんです。
今回は、そんな雪目・電気性眼炎について解説していきます。
雪目・電気性眼炎とは
雪目・電気性眼炎は、紫外線が原因で引き起こす表層角膜炎のことです。
主に、スキー場・海水浴場・雪山といった環境下でゴーグルやサングラスを着用せず、長時間紫外線を浴びて発症する可能性があります。
俗に“ゆきめ”とも呼ばれています。
雪目・電気性眼炎の原因
雪目・電気性眼炎は、先にも挙げているようにゴーグルやサングラスなどを着用せずに紫外線を浴び続ける環境下が原因で発症します。
直接太陽を見たり、当たらなくても、地面から反射して受ける紫外線によって肌だけでなく目も日焼けするのです。
なのでスキーはじめ各種目の保護が必要となる場所では必ずゴーグルやサングラスの着用や身に付けることを習慣づけておいてください。
雪目・電気性眼炎の症状
長時間の紫外線を浴びてから最短約6時間~最長約24時間で「目のゴロゴロ」「涙が流れる」「目が痛い・まぶしい」などの症状があらわれます。
症状が悪化すると角膜びらんを引き起こしますが、適切な治療を受ければ早くて1日、遅くとも3日程度で回復を見込めます。
雪目・電気性眼炎の治療法
治療方法は、感染予防対策として抗生物質の点眼薬+眼痛対策として鎮痛剤などを投与していきます。
点眼薬には角結膜上皮障害治療用点眼剤、鎮痛剤にはビタミンB2点眼といった薬を用います。
そのほかにも、眼軟膏・眼帯・冷湿布などを使用します。
雪目・電気性眼炎の予防法
予防方法は、紫外線を浴びるような場所では目に刺激を与えないためにもゴーグルやサングラスの着用が簡単で確実な有効策です。
これは季節問わず直射日光が差し込む環境下であれば、例外なく同様の予防方法にて目を保護しましょう。
もちろん日傘などでも大丈夫ですので、紫外線から遮光できる手段であれば問題ありません。
まとめ
■雪目・電気性眼炎は紫外線が原因で引き起こす表層角膜炎のこと
■主にゴーグルやサングラスなどを着用せずに紫外線を浴び続ける環境下が原因で発症する
■発症すると「目のゴロゴロ」「涙が流れる」「目が痛い・まぶしい」などがあらわれる
■治療は点眼薬や鎮痛剤、予防にはゴーグルやサングラスを着用する
いかがでしたか? 今回は、雪目・電気性眼炎は紫外線について紹介してきました。
知らず知らずにゴーグルやサングラスを外して、紫外線をもろに受けていることがあるでしょう。
個人差はあれどその行為によって雪目・電気性眼炎が発症することがあるので目の保護が伴う場所への外出時は注意してください。