ぶどう膜炎とは?症状や治療法を解説

2020.10.10

ぶどう膜炎

みなさんは、ぶどう膜炎という眼病をご存知でしょうか。

さまざまな視力低下の症状を引き起こす眼病ということで注意が必要。

そんなぶどう膜炎とは一体どのような眼病でしょうか。

今回は、ぶどう膜炎の症状・検査方法・治療方法などについて掲載しているので良かったら参考にしてみてください。

ぶどう膜炎とは?

ぶどう膜炎
目の中に虹彩・毛様体・脈絡膜で構成される組織体・ぶどう膜に炎症を引き起こした状態をぶどう膜炎と呼びます。

一度症状を引き起こすと徐々に目の中全体に炎症が広がっていくのが特徴です。

眼病の中でも加齢に伴って発症しやすい緑内障・白内障などの難病と比較すると患者さんの数が多くありません。

ぶどう膜炎の症状

目のかすみ・眩しく感じる・充血する・モノが歪んで見えるなど、症状はさまざま。

視界に小さな虫が飛んで見える飛蚊症のような症状を引き起こす可能性もあります。

進行が急性的に引き起こすケース、慢性的に徐々に症状が進行するケースがあるので、早期的に検査をおこなって状態を確認することが重視されます。

ぶどう膜炎の検査方法

ぶどう膜炎はもっとも内科的要素の強い目の病気とされていて、一般的なものから専門的なものまでさまざまな眼科的検査に加えて、血液検査や胸部エックス線検査、ツベルクリン反応検査など内科的要素を併せて、全体の身体状況を把握した上で正しい診断結果を下します。

それに加えて患者さんによる気がかりな症状の自己申告がぶどう膜炎の原因を発見するために重要な役割を果たすこともあります。

ぶどう膜炎の治療方法

点眼
視力低下による目へのダメージを残さないように病気を完治するのではなく、症状を抑える治療が必要です。

主には炎症の状態に合わせてステロイド点眼もしくはステロイド内服薬による治療をおこないます。

症状が重度であれば免疫抑制薬を併用したり、痛みを和らげるために散瞳薬を用いて瞳孔を広げる場合もあります。

ぶどう膜炎の予防方法

予防と呼べるような対策方法はないものの過労やストレスが原因となる場合があるため、日常生活におけるストレスを如何に受け流して健康的な生活を送れるかが大事です。

また治療後にステロイド薬の服用を中断すると、かえって副作用が強まる傾向にあるので、医師の指示に従って徐々に薬の量を減らしていくことも大切でしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、ぶどう膜炎について紹介してきました。

完治するというより予防して抑制する眼病なので、楽観視できる病気ではありませんね。

対策が遅れてからでは遅いので早期的な処置が望まれます。